14話・月 ページ17
「俺が相手してやるよ。女子に手ぇだすな。」
あ、そういや青霧と白藍と斗羽は男だった。
「マスター、青霧の傷の手当!
こいつはとりあえず俺が痛めつける。」
まぁいいや。
俺の天使に手ぇ出したんだ。
「まちな、お嬢さん、俺が相手だ。」
俺の能力は創造。
足止めなんて朝飯前。
周りに金属の壁を展開。
「決闘と行きましょうか…」
動いたのは相手が先だった。
真っ直ぐ俺の心臓を狙ってくる。
「甘い。」
手首をつかみ、投げ飛ばす。
その時はじけ飛んだ刃物を目安に同じ刃物を4つ作る。
「消滅。」
相手の体の真下、3mほどを消滅させた。
「…っ!」
相手は声にならない痛みに顔を歪ませた。
「足りねぇよ。」
地面を柔らかくし、狙いを定めて、首の横、太ももの横。そして、片手片足に突き刺さるようにナイフを投げた。
「ーーーー!!!!!!」
鳥の断末魔の様な悲痛な叫びに対し、
俺はまだ満足していないようだ。
我ながら深い欲望だ。
ひたすらそれに溺れていく。
「こんなんでギブアップか?ナイフがあるんだ。俺は丸腰だよ、ほら、立てよ。」
ナイフを抜き、髪を掴んで顔面を殴り飛ばす。
「なーんだ、気絶したか。おもんね。」
飽きたことだし、なんか萎えた。
壁を取り払い、みんなの無事を確かめるべく家に急いだ。
「藍くん!みんなは!?」
「ツックー!?血まみれだけど大丈夫!?
真朱がもう起き上がったんだ。で、休んどけっていうのに薬作ってくれて…みんな無事だよ。」
「良かった…」
一気に身体中の力が抜けた。
「みんな無事なら良かった。リビングにいる?」
「うん。作戦会議だって、早いとこ女の子の依頼やらないと。」
「そうだね、私的用事で依頼遅らせる訳にもいかないし…」
「そう言えば、ツックー、殺して、その後どうしたの?」
「あ…」
肝心なことを忘れてた。
「俺、殺してねぇわ。」
やべ、やらかした。一瞬で訪れた沈黙。
それを最初に破ったのは藍くんだった。
「…ツックー、ごめん、よく聞こえなかったんだけど。」
ーーー
千ヒット突破!
本当にありがとうございます!
これからも僕ら死神代行人をよろしくお願いします!
追伸
二千ヒット突破!
感謝感激!ゆるくすすむこの話ですが、これからもよろしくお願いします!
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月見ノ(プロフ) - Gingerさん» わざわざありがとうこざいます、メンバーは6人になる予定です!これからもよろしくおねがいします! (2017年7月6日 22時) (レス) id: 27b064b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
Ginger - Incredibile!Divertente!(凄い!面白い!ってことです) (2017年7月6日 15時) (レス) id: bc44d2c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よっけおる x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年7月3日 21時