ホントにすべきこと (ページ6)

今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:2,927 hit

FIVE ページ6

千空「……あ"〜〜な"んか死ぬほどめんどくせぇことほざき出しやがったいきなり惚れたはれたかよ…この非常時によ……」

A「いやいや、私は千空と違って男じゃないし…流石に…」
そう言いAは自分の膨らみのない胸に手を置いて苦笑いをこぼした

コハク「！！！そんな話は微塵もしていない！君たちという人間を気に入ったから協力しようと言ってるんだ！！」

千空「あーだったらおありがてぇ。恋愛脳が一番非合理的なトラブルの種だからな」

A「なんだぁ、そう言うことか。とても良い友達になれそうだ」

そうして夜になり皆で火を起こし就寝時間になった

千空「……剣構える寝相の新人類かよてめぇはよ」

コハク「恋愛脳がどうとか言うからだ！」

A「でも、そんなの構えてたらゆっくり寝られないだろう？私が見張っているから大丈夫だよ？」

コハク「ハ！君たちの生き様は気に入ったが信用したわけではないのでな。己の身は己で護って生きてきた癖だあまり気に留めるな」

千空「おもむろに雌ライオン襲うほど勇者じゃねぇから0.1秒でも早く寝やがれ体力の無駄だ」

コハク「雌ライオン！！」

A「ちょ！千空！」

眠いはずなのにプチ喧嘩が始まった

コハク「傷つくぞこれでも私は！生き様は紳士だが口の悪さは異次元の男だな…いつかうっかり殺しそうだ…」

A「こ…怖」

そこから少し言い合いが続いたが、眠過ぎて勝手に瞼が落ちていった

チュンチュン

A「千空はいつから起きてたんだ？」

千空「まあ…ざっと数年だな。」

私は千空の今までを話してもらった

コハク「あの長髪男と戦うんだろう？」

A「長髪男って？だれ？」

千空に聞くとその男はテレビでよく聞いていた獅子王司が千空を殺そうとしたという

A「それって不味くないか？」

コハク「私は協力するぞ！私もおめおめ引き下がるわけにはいかないのでな」

A「もちろん、私も着いていくよ」

千空「当たり前だ、そのために化学の国をつくんだよ」

コハク「科学？妖術のことか？」

千空「とにかくまずマンパワーが要る！」

A「え？そんなの私の腕力で」

千空「ばかか、人手が必要だって言ってんだよ」

コハク「なら私と一緒に来るといい、今からお湯だけ汲んで戻るところだ」

そう言い大きな土器のようなものを持ち上げた

千空・A「お湯ー？」