ホントにすべきこと (ページ2)

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ONE ページ2

ドオンッ

大樹「聞いてくれ千空！！俺は決めた！今日こそ今から！！この五年越しの想いを杠に伝える！！」

ビリビリビリッ

ある学校のある科学部室に大声が響いた

千空「ほーん…そりゃすげぇ興味深い、深い。声帯がブチ切れるほど応援してるわ、この科学部室からな」

大樹「おおそうか！ありがとう千空！」

ｽｻﾞｧ
「おいおーい！楽しそうな話してんじゃん！！なんで話してくれないの！お外に丸聞こえだよ大樹！」
大きな音を立ててまた一人人が増えた

大樹「おお！Aじゃないか！そうだなそういえば話してなかったな！俺は今から杠に五年越しの…」

千空「ホントうっせぇなデカブツ」

A「うん、だからさっき聞いたわ！」

千空「そもそも五年も何も言わねぇとかバカはどんだけ非合理的だ。死ぬほど合理的な方法教えてやるよ」
千空はガサゴソの漁り始めた

千空「フェロモン放出を極度に活性化する、いわゆる惚れさせ薬。こいつ飲んできゃ100億％だ！」

千空がとてもゲスい顔で怪しい薬を出した

A「うわぁ、明らかに明らかだね」

大樹はその薬を手に持ったが

ドクドク
すぐ捨てた

大樹「ありがとう！千空だかすまん。こんなインチキには頼れん！」

そう言って大樹は科学部室から出ていった
多分いや、絶対告白しに行くのだろう

「てかこれマジか千空…惚れさせ薬って…」

A「いや」

カチッ

A「無いね」

ボウッ

「うおあ！」

千空「んなもんあるわけねぇだろ、ただのガソリンだ。ペットボトルキャップから精製した。」

A「だよねーそんなもん作るわけないと思ってたよ」
そう言い、ケタケタ笑っている

千空「ポリエチレンの分子構造考えろバカ。ガソリンの長さに炭化水素ぶった切ってるだけだ、見りゃ分かんだろ」

(いや分からん)
(分からんて)

A「いや、私でも分からん！」

千空「…そう自信満々に言うんじゃねぇ…」

「飲んでたら大樹くん死んでるんじゃないか…」

A「それは無いな」

千空「ククク 100億％飲みやしねぇよ。あの真面目バカはよ」

A「ホント無駄なとこ真面目だよなぁ」