でれ葦くん注意報。

▽ お家デートで_ ページ3

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『ここがけいじの部屋〜！！』



「Aさんこけますよ」



お家デートがしたいと彼女が言ったから､俺の家今日誰もいませんよ。なんて言ってしまったけど




これ、場合によれば本当にやばいかもしれない


ぼふん、とベッドに飛び乗って、



『けいじの匂いする〜』


なんて言われたらもう我慢なんて出来ないじゃんか


はぁ、とため息をついて俺もベッドに座る



「…Aさん､それは誘ってると捉えてもいいんですか？」


『え！？そ、れは…』

否定はしないんだ
あぁもう本当に、この人はずるい



「ほら、据え膳食わぬは男の恥って言うじゃないですか」



『…え、それどういう意味？ひゃ』

「こういう事です」


ちょっと荒っぽくベッドに押し倒す
ふわ、とシャンプーのいい匂いがした


『ちょ、！？！？』

「分かりませんか？じゃあ…」



試しにぎりぎりの所までTシャツを捲ってみる



『……ゃ、』

ぴく、と腰を浮かせて､目に涙をためるAさん

「…ダメですか？」



Aさんにだってタイミングがあるし、無理矢理やる必要はないと思う


しかもこれがどういうことかが分かっているかも分からない


…けど、俺にだって欲はあるし、ぶっちゃけ…




『…初めてだから、ゃ、優しくしてください』


まさかいいなんて言うと思わなくて

本当に手を出していいのか戸惑う



「できる限り優しくします…」



つーっと腰のラインをなぞる

Aの反応をたのしむ



『…っ、け、ぃじ、』


「なんですか？」


『…じ、らさないでよ』




「…どういう意味ですか？」

いじわるで聞いた



分かってるくせに､と尖らせた唇に

「はいはい、分かってますよ」


ちゅ、と自分の唇を重ねた

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