魅惑の赤い糸＊Summer (Daiki.A)

28: 君のためならこの体も ページ30

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合宿1日目 夜 紅葉の間_____












麻友「珍しいね、私にお願いするなんて。
…それも"あの子"が関係してるの？なんだっけ、Aちゃん...だっけ？」


有岡「そんなん、お前にカンケーねぇだろ
黙ってちょっとやってくれればいーの。麻友なら簡単だろ？」

麻友「へへ、もちろん。慧は私のこと好きだもん」






この性格の悪い女。


いのちゃんもなんでコイツと付き合ったのか…って聞きたいくらい最低な女。






いのちゃんと付き合ってた癖に
他の男とキスして、寝て、付き合ったことがある。

そのせいで、別れたらしーけど。
















麻友「麻友のこと、嫌いな癖にこーゆー時には使うんだね？そんなにあの子が欲しい？
…だーいすきな慧から奪ってでも欲しいんだ」


有岡「だから黙れよ。うるーせから。
お前はさっき言った通りにすればいいんだって」






ムカつく。

ほんとはこんな女と話したくない。
けど、Aちゃんを手に入れるためなら仕方ない。



嫌いな女でも仕方ないでしょ。
コイツしかあの作戦出来ないから、仕方なく頼んでるわけ。















麻友「ねぇ…もしかしてタダだと思ってる？」

有岡「......は？」


麻友「ふふっ、やだぁ！そんな訳ないでしょ？
.....慧と付き合ってた時から、私はずーっと気になってたの」








浴衣の間から手を忍ばせる女。




チッ、そーゆーことかよ。
すんなり言うこと聞いてくれたと思ったら、俺の体が目的だった…って事ね。

素肌に触れる手首を掴んで取り出す。



布団が敷いてあるからそこまで連れて行って、雑に投げ捨てる。




君のためならこの体もいらねーよ。



















麻友「あ〜、慧怒っちゃうかな？
…自分が手に入れられなかった女が、自分の友達に抱かれたって聞いたら。」







男は単純だ。

手に入った物より、手に入らなかった物。
可愛らしい物より、妖艶で大人っぽい物。



コイツは後者。

いくらAちゃんのこと好きでも、勝てない。


















有岡「.....俺がやってやんだから、失敗すんなよ」


麻友「や〜ん、怖い。
…私がヘマすると思ってるの？もしかして...私のこと見くびってる？」







思ってねーよ。
期待してるから、頼んでんだろ。


俺は "大貴くん" って呼ぼうとしたコイツの口を塞いでやった。

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ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーメンバー

有岡大貴

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