27: 魔法の言葉みたい ページ29
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「......っ、もう!やっぱりムリ!」
由美「あ、逃げんな!…ほら、諦めなって」
黒いオフィショルの水着に短いデニム。
もちろん水着用だからそのまま入れるけど、デニムは短すぎて恥ずかしい。
ほら、慧だってビックリして口が開いてる。
だらしなく開いた口は形を作って、言葉を発した。
慧「.......やべ、想像以上…なんだけど」
珍しく顔を赤く染めた。
白のパーカーを羽織っていた慧はフードを被って恥ずかしそうにこちらを見た。
そんな姿みたら、私も恥ずかしくなる。
お兄ちゃんは「露出しすぎだろ!」って怒るし。
ちぃちゃんは「お腹プニプニしてそー」ってばかにしてくるし。
私が出てきてこんなに騒ぐんだから。
嬉しくも恥ずかしくもあった。
由美「ねぇ、A!泳ぎに行こーよ!」
「あー…いや、私はいいや」
由美「げぇ、Aってカナヅチだった…
もー、パラソルの下で休んでなよ?私、遊んでくるからね!」
元気よく海に向かう由美。
それに伴って、お兄ちゃん達も海に歩くけど、やっぱり女の子達がキャッキャはしゃいだ。
慧だけ残ってくれたけど、フードを深く被ったまま動かないし。
パラソルの下、行こっかなって思って歩き始めた。
慧「....まって、」
「…わっ!」
少し強めに引っ張られた手首。
触られた、ってだけで昨日のキスを思い出して、目を合わせられない。
急に白いパーカーを脱いだ慧。
そのままパーカーを羽織らせてくれた。
慧「ほら、早く腕通して?」
「えっ、…ちょっと、どうしたの?寒くないし...どちらかっていうと暑いんだけど、」
慧「だーめ、絶対にこれ着て。
他のヤローがAのこと、えっちな目で見るのを防ぐためなの。…可愛いから、心配」
ブワッて。
顔が赤くなった私を慧は笑ってみていた。
可愛い、って魔法の言葉みたいで。
一言で嬉しくなったなんて…単純だなって思う。
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山田なお(プロフ) - らぴちゃん!冬眠して、ひと回りもふた回りも大きくなって帰ってきてねw本当!本当!!うん!らぴちゃんと繋がれるなら全然OKだよ!! (2018年2月17日 2時) (レス) id: ca49053d2b (このIDを非表示/違反報告)
る り 岡 .。(プロフ) - めちゃめちゃ公開してほしいです!!最近魅惑の赤い糸不足すぎてしんどいです、(笑)ぜひお願いします! (2018年2月16日 1時) (レス) id: 904e54e814 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - いつも読んでます!応援してます頑張ってください! (2018年2月16日 0時) (レス) id: 9fa14edf00 (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - 山田なおさん» なおちゃん!冬眠中…って感じだなぁ(笑) ほんと?嬉しいなぁ!Twitterの垢見つけたいな…よかったら教えてね! (2018年2月16日 0時) (レス) id: aba21c5a3b (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - 葵さん» 全て…!いやいや、お恥ずかしい…ありがとうございます!好きなんて照れちゃいますね…ありがとうございます! (2018年2月16日 0時) (レス) id: aba21c5a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぴ | 作成日時:2017年12月6日 23時