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17: 口止め料の飴玉 ページ19

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『そう、それで…………っえ!』

『きゃ、伊野尾先輩!うそ...ヤバい!』






合宿の夜でみんなでする事なんて限られる。
例に沿って恋愛話に花を咲かせていた。

けど気がついたら慧がノックもせず壁に寄りかかって、両手を組むように袖に手を入れていた。



驚いている同室の女の子。
でも一番驚いているのは私。

部屋に迎えに来るなんて…聞いてない!
















由美「....えっと、伊野尾先輩。どうして…?」





助け舟を出してくれる由美。

「ありがとう!」って感謝しつつ、慧の返答にヒヤヒヤしてる。


すると、なんの悪びれもなく慧はポテッとした唇で形を作った。











慧「なにって…由美ちゃん聞いてないの?夜、2人で出かけるからAを迎えに来たの。」

「ぶっっ!…っちょ、慧!」


『嘘!2人ってそんな仲なの?』

「あ…いや、その、」







言った後に慧が「.....あ、やべ」って零して。
もう遅いんですけども。

どうしようか考えていたら、おもむろに慧は浴衣をイジりはじめて。



綺麗な手は2人の飴玉を掴み出した。

そのまま同室の2人に差し出したの。
もう片方の指を立てて、口の前に持って来てから。

















慧「ごめん、俺たちが付き合ってるのナイショね?

…コレ、俺からの口止め料。ちゅーしたら、可愛い可愛い俺の彼女さんが怒っちゃうからさ。」







悪い笑み。
カッコいいその行動に2人は顔を赤くして、飴玉を受け取った。


そして慧はズカズカと部屋に入って来て、私の腕を掴んだ。

そのまま私たちは部屋を出た。





口止め料の飴玉。
多分、それは甘ったるいくらいだった。絶対。

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山田なお(プロフ) - らぴちゃん!冬眠して、ひと回りもふた回りも大きくなって帰ってきてねw本当!本当!!うん!らぴちゃんと繋がれるなら全然OKだよ!! (2018年2月17日 2時) (レス) id: ca49053d2b (このIDを非表示/違反報告)
る り 岡 .。(プロフ) - めちゃめちゃ公開してほしいです!!最近魅惑の赤い糸不足すぎてしんどいです、(笑)ぜひお願いします! (2018年2月16日 1時) (レス) id: 904e54e814 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも読んでます!応援してます頑張ってください! (2018年2月16日 0時) (レス) id: 9fa14edf00 (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - 山田なおさん» なおちゃん!冬眠中…って感じだなぁ(笑) ほんと?嬉しいなぁ!Twitterの垢見つけたいな…よかったら教えてね! (2018年2月16日 0時) (レス) id: aba21c5a3b (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - 葵さん» 全て…!いやいや、お恥ずかしい…ありがとうございます!好きなんて照れちゃいますね…ありがとうございます! (2018年2月16日 0時) (レス) id: aba21c5a3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぴ | 作成日時:2017年12月6日 23時

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