臆病悪魔と愉快な我々たち (ページ7)

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2話ページ7

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sya「ってするかボケ！！」

と、さっきまで居眠りをしていたシャオロン君がいきなり大きな声で言っていた。

びっくりした…急にどうしたんだろう？何かあったのかな？でも、シャオロン君はさっきまで眠っていたし……

そんなことを考えている間に、シャオロン君がブルシェンコ先生に怒られている。

……まぁ、自業自得ってやつ…ですよね……

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sya「断ろう！」

頭に罰と書いた紙にぼくはいねむりをしましたゴメンナサイ。と書いてある板を首からかけているシャオロン君が言い出した。

昨日の我々師団のことかな？確かに…私は自分で入ったけど、シャオロン君とウツ君は勘違いして入ったんだよね。

ut「…何を？」

sya「は！？お前昨日の今日でもう忘れたんか！」

…悪魔学校新入生のシャオロンとウツは憧れの生徒会へ入るつもりが、なぜか「我々師団」という怪しい謎の組織へ強制的に入団させられてしまったのである…

sya「今ならまだ間に合う！もっかいあの師団室に行って、入団取り消しを…」

ut「あー…」

『んー…』

どうしよう…実はシャオロン君やウツ君たちには言ってないことがあるんだよね…

ut「じゃあシャオロン」

「ついでに僕の分も断ってきて♡」

語尾にハートがつきそうな声色でウツ君がそう言う。
それに続けて私も、

『ごめんなさいシャオロン君』

『私もシャオロン君と一緒に行けないや…』

と断りをシャオロン君にいれる。

私は自分の意思で我々師団に入団し、ここで活動していくつもりでいたから、せっかくの友達と師団が別々になってしまうのか…と少し気が落ちる。

sya「…ア？なんでやねんお前らも来んのか？」

ut「いや〜今日はこの後ケイシーちゃんと予定が…」

sya「また女か！ええ加減にせえよお前！！」

ut「うっさいわ！僕には48人ものガールフレンドがおるんやぞ」

「お前と違って忙しいの！！」

クズ

めちゃくちゃグズじゃないですか！そのうち、きっと倍になって返ってきますよ…？

sya「はーーッ！？コイツ…ホンマに救えへんやつや！！」

「……それで、Aはなんで来られんの？」

『私はシャオロン君やウツ君たちと違って、自分の意思で我々師団に入団したから…』

sya「えッ！？なんであんな…明らかに怪しい師団に入ったん！？」

『まぁ、その訳は後々話すよ……』

『だから今回はごめんね、シャオロン君…』

sya「…まぁ、わかったわ」