臆病悪魔と愉快な我々たち (ページ2)

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1話ページ2

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『あの〜…起きて下さい〜…』

あれ〜…全然この人気づいてくれないなぁ…体調悪いのかな？悪いなら早く医務室に連れていかないと！……ですよね？

『あの〜！』

本当に気づかないなぁ…もう入学式は終わってるのに…この人、完全に自分の世界に入っちゃってる…！

『あの！！そこの人、すみませんが！！』

sya「だーーーッ！！なんや、うるさいな！今いいとこやったのに…！！」

いいとこ…？なんのことだろう…自分の世界に入ってたから、その事かな？
でも、なんとか気づいてもらえてよかった〜！あんなに大きい声出したの久しぶりすぎるなぁ…

『あの…もう入学式は終わりましたよ？』

sya「えっ…」

「えええ！！ウソォ！？」

『何も聞いてなかったんですね…やっぱり…』

『具合が悪いならすぐにでも医務室に行った方がいいですよ！』

sya「いや、ちゃうねん」

「ちょっと今後のこと考えとっただけや」

『今後のこと？』

今後のことって…もしかして……野望のことかな？私は特に野望も何も無いから、今後のことなんて考えてなったな……この人はもう自分の未来のことも見据えてるんだ…凄いなぁ…

sya「おう！」

「さっそく決めたんや、俺がこの学園でしたいことは…」

「生徒会に入って！！アメリ会長と肩を並べる人気者になることやーーッ！！」

え、えぇぇーーーーッ！！あの冷血なアメリ会長と肩を並べる…！？人気者…！？デカい野望だなぁ……でもそうか、野望は自分の目標ですもんね、高すぎるくらいがちょうどいい、までありますもんね……

ut「あ〜、うるさいうるさい」

「やかましいぞシャオロン」

「こんな公衆の面前で大声をあげるなんて…」

sya「げっ…その声は…」

「大先生！」

ut「非常識だと思わないのか？」

sya「……って非常識はどっちやねん！」

「入学早々、女はべらして…！！」

こんな典型的なクズさんって、今の時代いるんですね…！？しかも入学早々、女の人をはべらす…！？流石に早すぎませんか！？

ut「え？何がおかしい？」

「悪魔は欲望に忠実で当然だろ？」

欲望に忠実過ぎますよー！少しは抵抗とか、罪悪感とはないんですかね……？

ut「それより聞いたぞお前…」

「僕を差し置いて生徒会に入ろうとしているらしいな？」

え？まさかこの人も、生徒会に入り…アメリ会長と肩を並べて人気者に……！？

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まさかの文字数が…
1話はもうAちゃん影薄ですね…