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貴方 side









『えぇ、、と、どーしましょっか?』






2人きりになった気まずさが空気を重くした






「帰ってもいいんじゃないですか?お互い会う気もなかったんですから」





それでは、と一言言って倉庫から出てった





なんか意外と無愛想なのかしら?
見た目とは程遠い性格ね、やっぱり顔が良くても中身がねぇ



バーボンを見定めてると彼が倉庫に帰ってきた


いや、なんで?




「外に車もバイクもなかったのですが何で帰るんです?」





さっきはここの近くにいたから歩いて来れたけど私の家は歩いて帰るのには遠すぎる


えぇ、どーしよっかな




『んん〜、ジンにでも迎えに来てもらおうかな』






「そうですか、なら送ります」




『うん、じゃーね、、、??








え?いまなんて?』






「だから送ります」





『いやいや!そんな迷惑かけられませんから!
ましてや、まだ会ったばっかりの人にっ』









「初めて会った人も殺せるのに、車で送って貰うのはダメなんですか?」




『え…?』







「いえ、冗談ですよ。ほら、乗ってください」





笑顔で言っているけどどこか笑顔じゃない


言葉にも棘があるような、毒気があるような








なんだか怖い





彼の言葉は黒に入ってる自分自身にも向けられる言葉なのにどこか他人事のようで






彼は人を殺したことがないのかしら?








それなら、、、私と









「ミッシェル?どーかしました?」



『っ!!! な、なんでもない考え事よ』









そう言うと助手席のドアを開けてくれる







こーゆーときは紳士なのね







ありがとう と伝えると目が合う





とても冷たい、冷酷で、
吸い込まれるよりは呪われてしまうの方があってるのかしら?









彼の態度に違和感と恐怖心を抱きながら車に乗った

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作者名:れもねーど | 作成日時:2019年10月8日 16時

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