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担任に何度目の遅刻だとかいう説教を適当に聞き流し、職員室を出た。
斜め前に壁に寄りかかって私を待っていた廉が立っている。
「 次の授業出ねえの? 」
「 考えとく。」
「A出ねえんなら俺も出んとこかなぁ〜」
「出なよ。私と同じようになっちゃダメだよ。」
そう言い残し廉を置いて保健室に向かう。
今日は3限目に出る気が起こらない。
いつもなら遅刻した日は必ず次の授業は参加するようにしてるのに。全部全部先輩のせいだ。私は心の中でそう思った。
適当に体調悪いとかいう仮病を使いベッドに横になった。
せっかく先輩と話せたのに。変な子だと思われたかな。、私はいろんなことを考えた。そうこうしているうちに眠くなってきた。そんな時保健室の扉が開いた。もうすぐ寝れるところだったのにと思いながらカーテンの隙間から誰が入ってきたかを確認すると驚いた。
紫耀先輩だった。
でも1人ではない。隣には女の先輩。
しかも、キスをしている。
普通のキスではない、熱いキスを何度も繰り返している。
私はいろんな考えが頭を巡った。彼女?遊び相手?分からない。女の人と一緒にいるとこなんて見た事ない。
何も考えたくない。何も聞きたくない。何も見たくない。
そう考えながら私は必死に目を閉じて何も考えないように意識を飛ばした。
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かなと - 編集画面の関連キーワード設定の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月26日 0時) (レス) id: 754d6c739e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや | 作成日時:2019年5月26日 0時