手助け ページ33
兄さんの家に戻って来た。
その数日後、私は買い物で外に出掛けていた。
「…ホント何時仕事してます?」
米「ちゃんと仕事してるから気にしなくていいんだぞ!」
そう、何故か買い物にアルフレッドさんもついてきたのだ。
そして前々から思ってる事を聞く、気にするなと言われても気にするけど。
米「あ、」
「?どうしましたか?急に止まって」
米「あの人困ってるよね?」
アルフレッドさんが指さす方向には、重そうな荷物を持つお婆さん。
流石にあの荷物で階段を登るのは危険だ。
「とりあえず、お婆さんの手助けをしますか」
米「HEROの出番だね!」
・
「もし、その荷物お持ちしましょうか?」
私たちはお婆さんの元に行き、目線を合わせ話をする。
?「宜しいのかい?」
米「勿論なんだぞ!」
?「ありがとうございます。腰が痛くて助かります」
米「だったら、俺が背負ってあげるぞ!」
と言いアルフレッドさんはヒョイっとお婆さんをおぶった。
まぁお婆さんは任せて私は荷物を持つか。
?「お若い方悪いですね」
米「気にしなくていいんだぞ!なんたって俺はHEROだからね!」
(私…若いの分類に入るんですね)
なんて思いながら急な階段を登り反対方向に向かう。
階段を降りお婆さんを下ろした所で去ろうとすると声を掛けられる。
?「お2人、お礼をさせて欲しいのですが時間はありますかね?」
「えぇ、買い物に行くだけですので」
?「それでしたら私の後について来て下さい」
と言われ私たちは後をついて行く。
さっきまで晴れていたのに、天気が少しずつ悪くなっていく。
最悪深い霧まで出てきた。
?「着いたよ」
着いた先は1件の小さい家だった。
そして看板には“占”の文字が。
「占い師なのですね」
占「そうさ、2人を占わせて欲しい。先ずは眼鏡の青年から」
米「俺からかい!」
占「えぇ、貴女は暫くここでお待ち下さい」
「分かりました」
占い師のお婆さんはアルフレッドさんと一緒に家の中に入ってった。
「……」
私は暫く考えた、此処には元から家なんて無かったはず。
それにあのお婆さん……ひょっとして─────────
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渚(プロフ) - 粟雨さん» 面白いと言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます! (2021年9月2日 21時) (レス) id: 9dd9702176 (このIDを非表示/違反報告)
粟雨(プロフ) - すっごいおもろいです!毎日楽しみにしてます!頑張って下さい。 (2021年9月2日 19時) (レス) id: 405b174d44 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 蟻籠さん» わわっ!大好きと言ってくれて嬉しいです!!更新頑張っていきますね (2021年8月21日 16時) (レス) id: 9dd9702176 (このIDを非表示/違反報告)
蟻籠(プロフ) - 大好きです!めりかわ…。更新、頑張ってください! (2021年8月21日 16時) (レス) id: 97f7efefc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渚 | 作成日時:2021年8月18日 17時