声 ページ27
米「A、入るよ?」
返事が無かったので寝たのだろう。
俺はそっと襖を開け部屋に入った。そしたらホントに寝てた。
寝てるAの側に近寄りゆっくり腰を下ろす。
「……」
米「寝顔の君はとってもcuteなんだぞ」
ふわりと柔らかい肌に触れながら囁いた。
やっぱり君は俺のheroineなんだな……と思った時だ。
-お前は守られてばかりだな。合衆国殿(アメリカ)に-
米「っ!」
声が聞こえた……とても冷たい声が。
でも、この場には俺とAしかいない。
……ゴースト!?
俺はキョロキョロと周りを見渡したが誰も居ない。声も聞こえなくなった。
米「さっきの声は、なんだったんだい?」
と呟いたと同時に布団の方から声がした。
「…どうしたんです?」
米「あ…起こしてごめんだぞ」
「まぁいいですよ。体調も戻って来ましたし」
と言いAは起き上がる。そして俺の顔をマジマジと見つめて来た。
米「どうしたんだい///」
「冷や汗かいてますね。何かありました?」
米「どうしてそう思うんだい?」
「お婆さんの勘ですよ。アルフレッドさんよりもずっと居ますからね」
…ははっ、君には敵わないな。
米「冷たい声が聞こえたんだ。誰も居ないし…ゴーストなのかと思ってね」
「っ……確かに、幽霊かもしれませんね」
Aは冷たい声でそう言った、まるで俺がさっき聞いた声と同じ声だった。
「何を聞いたかは知りませんが、忘れるのが1番です」
と言い俺の頭に手を当て撫で始める。……えぇぇぇええ!?
俺、頭撫でられてる!?
「さて、ゆっくり休みましたし、夕飯の支度でもしますか。フランシスさんや貴方にもお礼しなければいけませんし……何固まってるんです?」
米「いや///あのっ……」
「あぁ……撫でられるのは嫌いでしたか」
米「嫌!嫌いじゃないんだぞ…まさか撫でられるとは思ってもみなかったんだぞ」
「看病のお礼です。ありがとうございました」
お礼を言った後、Aは部屋を先に出た。
君は俺より余裕があるからあんな事をしたのか?
嬉しいけど、子供扱いされるのもな……でも、
頭はもっと撫でて貰いたいしな///落ち着くし。
米(HEROもAの前では子供に戻ってもいいかもな!)
俺も部屋を出て居間に移動した。
さっきの不気味な声をすっかり忘れてね!
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渚(プロフ) - 粟雨さん» 面白いと言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます! (2021年9月2日 21時) (レス) id: 9dd9702176 (このIDを非表示/違反報告)
粟雨(プロフ) - すっごいおもろいです!毎日楽しみにしてます!頑張って下さい。 (2021年9月2日 19時) (レス) id: 405b174d44 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 蟻籠さん» わわっ!大好きと言ってくれて嬉しいです!!更新頑張っていきますね (2021年8月21日 16時) (レス) id: 9dd9702176 (このIDを非表示/違反報告)
蟻籠(プロフ) - 大好きです!めりかわ…。更新、頑張ってください! (2021年8月21日 16時) (レス) id: 97f7efefc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渚 | 作成日時:2021年8月18日 17時