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ねえ、いつか
樹の頭の中が俺でいっぱいになってくれるかな？
樹の唇も目も身体も
可愛い笑顔も
かっこいい姿も
全部俺のものになればいいのに、
「大我」
『ん？』
「俺に夢中になってよ」
消え入りそうな声でそう言う
だから俺に馬乗りしてる樹に抱きついて
耳元で
『もうなってる、早く樹でいっぱいになりたい』
そう言った。
いつかさ、好きだって言えたら
樹の恋人になれたら
この行為も意味があったんだって思えるよ
こんな関係早く終わらせて
樹の恋人になりたい
樹の頭の中を俺で埋めたい
『じゅりっっ、、、ん』
「たいがっ、、」
ねえ、樹
俺は、樹が思ってるより樹のこと大好きだからね
好きって言えない関係にしちゃった俺が悪いけど
樹が好き
大好きだよ
心の中で何度も言う。
そして
今日もベッドが軋む音だけが響く。
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作者名：花湖 | 作成日時：2019年8月18日 12時
