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「…じゃあ 最後。
ファンの人の質問に答える?何か」
樋口日奈
「あーうん、いいね。なんかあります?」
「何でも答えるよ今だったら」
<後輩と絡むことありますか?>
樋口日奈
「日奈ね、結構 絡むよ」
「うそ?あー、でも確かに。そういうイメージあるわ。
すっごい慕われてるよね、後輩に」
樋口日奈
「姫乃はない?」
「ない…見たことなくない?
ひめが後輩と喋ってるところ」
樋口日奈
「あー、確かにないわ!
喋りたい気持ちはもちろんあるでしょ?」
「それはあるよ、もちろん。
でも ひめが人見知りでチキンだから
全然 話しかけられないっていうのもあるし、
後輩と話す時って多分 先輩から行った方が
後輩は嬉しいと思うのよ。
うちらも玲奈さんが交換留学で来てくれてた時に、
玲奈さんから声掛けてきてくれたら
嬉しかったじゃん。
そういう感じで先輩から行った方がいいんだろうなっていうのはわかってるんだけど、
なかなかなあ、いけないよなあ。
"ちまさん" って呼ばれてるでしょ?後輩から。
それがめちゃくちゃ羨ましい!
私、"岡瀬さん" だから」
樋口日奈
「日奈も結構 "樋口さん" って呼ばれるよ」
「でも前より少なくなってきてるでしょ。
親しみやすさが滲み出てるんだと思うよ」
樋口日奈
「そうなのかなあ。
姫乃も親しみやすさはあると思うけどね」
「ひめも自分ではあると思ってるけど、
なんか…怖がられてるみたいで」
樋口日奈
「ちょっと距離はあるよね、確かに(笑)」
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作者名:Hii | 作成日時:2021年7月15日 20時