光とオオカミちゃんには騙されない。2 (ページ23)

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【4人目 A】

そこにやってきたのは、慎と勇斗だった。

慎「Aちゃん？」

Aは頷いた。

慎「まずはたくさん傷つけてしまって本当にごめんなさい。好きだからこそ疑ってしまってAちゃんに辛い思いをさせてしまいました。違う人と一緒にいても、Aちゃんと喧嘩っぽくなった時でも、ずっと頭の中にAちゃんがいました。中間告白の前かな？オオカミちゃんだったら悲しいって俺は言ったけど今は違います。オオカミちゃんだったとしても俺はAちゃんが好きです。俺のことを選んでください。」

勇「俺は最初から今までずっとAちゃんが好きです。きっとそれはこれからも変わらなくてAちゃんに出会えてよかったって思ってます。好きだからこそ自分を選んで欲しい。けどそれ以上に幸せになってほしいです。だから自分の気持ちに正直になって幸せになってください。オオカミちゃんじゃないって信じてます。」

Aは風船を＿＿

慎に渡した。

そして勇斗に手紙を渡した。

勇斗くんへ

この手紙を読んでるということは私を選んでくれたってことだね。

本当に本当にありがとう。

勇斗くんは1番最初から私にたくさんの気持ちを伝えてくれたね。すごく嬉しかったです。

本当に勇斗くんのことを好きかも？って思ったこともありました。中間告白のときの言葉は本物です。

中間告白が終わったあと慎くんとちゃんと話すことができたから、すごく迷いました。自分の中で何が正解なんだろう？って悩み続けました。

そんなときに将来の話を勇斗くんがしてくれたこと今でも忘れません。私のために時間を使ってくれて、想いを伝えてくれてありがとう。

勇斗くんに出会えてよかった。

信じてくれてありがとう。

好きになってくれてありがとう。

Aより