赤いわんわんおの妹【s× p × 】

第7話 ページ9

side-Riinu

しばらくの間オムライスを食べてるAをじーっと見つめていたら『兄ちゃんも食べる？』と言って俺の分も作ってくれた。

食べてみると味はまぁまぁいい感じでとびきり美味しいという訳でもなく、くっそマズイというわけでもなくいかにも平凡で素朴なお味だった。

ご飯を食べ終わった頃に
？「ただいま〜、いやぁ松山さん達と話してたら、ま〜たこんな時間になっちゃったわ〜あら？莉久帰ってきてたの？言ってよ〜ちゃんとご馳走様たくさん用意してたのにぃ｣

そう言いながらリビングに入ってきたのは母さんだった。

莉「あ、あぁ、いやぁちょっとまぁ近くに来たから寄ってみただけだよ。」

母「あら、そうなの？それで、今日は泊まってくの？」

莉「あぁ、うんいや今、仕事がちょっとだけ忙しいから泊まれないかも。」

そう言うと母さんは少し残念そうに

母「そうなの、じゃあ仕方ないわね、あ！！そうだわ！！帰る時でいいから、おかず持っていきなさい！」

莉「いや、いいよ、母さん疲れてるでしょ？おかずなんて今度持って帰るからその時でいいよ」

母「まぁまぁそんなこと言わずに、どうせ父さんのご飯も作らないと行けないからそのついでよ、ついで。だからちょっと待ってなさい。」

そう言って母さんはエプロンを着けて料理しだした。

___________________________________________

ちょっとだけ設定追加します。

お母さんとお父さんは莉犬くんが配信者であることを知っているという設定で、お母さんとお父さんは莉犬くんのことを莉久(りく)と呼んでます。

第8話→←第6話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す