赤いわんわんおの妹【s× p × 】

第6話 ページ8

side-Riinu

お風呂から上がって出てきたら、
キッチンからいい匂いがしてきた。
ｸﾝｸﾝ…これは、オムライスだな！！

なんでそんなにお鼻が利くのかって？
そりゃあもう、莉犬くんですから？
朝飯前の余裕のよっちゃんですよ。

まぁ、母さん帰ってきたみたいだし、
早くご飯食べたいから急いでリビングに行ったんだけど、
何故かそこには母さんはいなくて、Aがいた。

莉「あれ？母さん帰ってきてねえの？」

『うん、まだ帰ってきてないけど、それがどうかした？』

え？じゃあさっきのオムライスの匂いはなんだったんだ？

莉「おっかしいなぁ〜オムライスの匂いがしたと思ったんだけど、、」

『あぁ、たぶんそれ私の晩御飯の匂いだね。さっき作ったから』

莉「え？マジで？！Aって料理出来たの？」

信じられない。Aが料理ができるなんて、だってバレンタインとか家庭科の調理実習の練習で食べさせられた料理？とも呼べないようなもの食べさせられた記憶しかないんだけど？そう思って聞いたのにAはなんか怒ってた。

『はぁ？料理くらい出来るっつうの！！料理できなかったのは、小学校の時だし、あれから結構練習したんですぅぅ〜』

そう言ってAはプリプリしながらさっき作ったであろうオムライスを食べていた。

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