2話.強くて何が悪い ページ6
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目黒「ってか、Aさんはどうして逃げたんです?」
A「泣いてる姿、親にも友達にも見られたくなくて」
目黒「ふーん、、」
目元を拭い
目黒「泣き足りた?」
A「…心の喪失感がすごくて、悔しい、」
不意に目を見つめて
、
綺麗な手で顔を包み込んだ
A「っ、」
目黒「…ねぇ、俺と友達になってくれません?」
…へ?
A「いや、そんな気使わなくても、、」
目黒「いや、なんか仲良くなりたいから」
…仲良くなりたいね、
A「ん、分かった、」
目黒「…」
すると手を掴んで
目黒「じゃ、約束。
1人で抱え込まないでね?」
きっと見透かされてた
A「…うん、ありがとう」
私は新しい靴を履いて着物を持って式場に戻った
連絡先、交換しとけばよかったな、
やっぱり、少し重たい空気が流れ、目を背けた
A「すみません、脱走して」
新郎の親族はみんな謝る。
彼らが悪い訳では無い
それぐらいの分別は着いていた
どうしようもなく家に帰るのが嫌で、気が付くとタバコに火をつけ喫煙所にいた
なんか、この日だけで10歳ぐらい年取った、
A「…」
?「あ、Aさん」
目の前にいたのは車夫姿でもないパーカーにジーンズというシンプルな格好をしていた目黒さんだった
A「あ、、そうだ、代金、」
目黒「いや、いいよ
友人割りでタダにしとく笑」
何それ、なんて思った
A「ありがとう」
隣に来た時に目黒さんもタバコを吸い始めた
A「…吸うんだ、」
目黒「まぁ。…Aさんも吸うんだ」
お互い、タバコを吹かしながらなんとなくくだらない話をしてた
A「披露宴の時のご飯、和食だったんだって」
目黒「へぇ、健康的だね。」
A「そうだね…」
目黒「…Aさん、なんか食べたいものある?」
食べたいもの、
A「韓国料理、」
目黒「今から行かない?」
ナチュラルに誘われた
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作者名:人狼です | 作成日時:2024年2月17日 23時