人力車と花嫁-Ren Meguro- (ページ25)

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海岸沿いを歩きながらくだらないことを呟いていた

A｢ガラスの靴って潰れないかな。｣

目黒｢潰れたら足大惨事じゃん。｣

2人で歩く時間がとても楽しくて話していた

A｢いや、もしかしたらガラスの靴はガラスでできていない説｣

近くを通ったカップルが輝いて見えた

A｢…綺麗だなぁ、｣

すると目を離した隙に目黒さんはい無くなっていた

好奇心旺盛な子だな…笑

そう思い近くにあったベンチに腰をかけて、写真を撮る

海の色が綺麗な水色を放っていた

私は昔教えて貰ったことを思い出した。

ある女の子がここから夕焼けを見ると綺麗なハートが見えるって

すると目の前に来た目黒さん。

そして、差し出されたガラスの靴の装飾があるバッグチャーム

A｢えぇ？笑｣

目黒｢Aさんのそのバックに似合いそうだなって｣

好きな色だから輝いて見える

A｢…ありがとう｣

目黒｢あと、指輪どうする？｣

カップに入った指輪

私は

近くにあったゴミ箱に捨てた

A｢私にはもう要らない。

チャームありがと。｣

指輪がなくなるだけでこんな心が晴れるんだ。

それと同時に目の前に広がった夕焼け空

A｢もう夕暮れだね｣

手が重なり、ゆっくり顔が近付く

目黒｢ね、もっかいしていい？｣

まただ、抗えない、

A｢いいよ、｣

恐る恐る近づく顔。そしてゆっくりまたキスをする

じっと見つめて、手を絡ませて肩に寄りかかってきた

A｢運転疲れた？｣

目黒｢いや？…なんか、理想の老後考えた。｣

…いや、

A｢老後のこと考えるにはまだ早いよ、私達まだ60にもなってないのに｣

目黒｢確かに笑｣

目黒さんは笑って

目黒｢Aさんはおばあちゃんになってもめっちゃパワフルそう笑｣

A｢あー、確かにそうかも。私の祖父母、クマ追いかけ回したり、旅館の女将やってたり自由だからな…｣

目を丸くして

目黒｢まじでパワフルだね。怖っ〜笑｣