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目黒「でもAさんは生徒思いの素敵な先生なんですね」





A「じゃないと教育委員会とかにすぐ行かれるから」




じっと顔を見つめて




目黒「たしかに。俺生徒だったら学校退学になってもいいから恋愛関係に見られてぇ、」





A「え、私はあんたとはお断り」




目黒「なんで笑」




A「あんたを好きな子達に殺されそうじゃん。」




目黒「…大丈夫、俺が完膚なきまでに振るから」





なんだこいつ






A「ほんと面白い子だねぇ、目黒さんは笑」






目黒「そうか?」





すると頬を掴んで






目黒「でもAさんが笑ってくれるなら俺幸せ。」





そう言って頭を撫でた







A「いい子だね、君は」






なんとなく離れて、目黒さんはテレビを付けた。






テレビに映るのは昔の映画






「卒業」のワンシーンだった







「エレイン!!」





なんで花嫁は…








「ベン」




クズと手を取って逃げてしまったんだろう。






新郎の気持ちが痛いほど分かる、苦しい、




目黒「…誰が、この人達を応援するのかな。」





気が付くと涙が落ちていた






泣き足りたと思ったのに




目黒「…もうちょっと近く来て」






そう言って肩を抱き寄せる






目黒「こんな映画よりもコメディー映画観よ。」





そう言って彼が途中で見るのを辞めたDVDを巻き戻し、最初から見ることになった

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作者名:人狼です | 作成日時:2024年2月17日 23時

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