子犬に翻弄されまして-Koji Mukai-

会いたいらしい ページ5

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向井｢Aちゃんって、ふっかさんと高校の同級生やろ？｣






あ、そこまで話したんだ。






A｢そーですね笑



もう三十路です笑｣







なんて、笑って言ってたら






向井｢なら、俺の方が敬語使うべきやなぁ。敬語の方がええ？｣




A｢いやいや！タメ口でいいですから！｣



この人のペースに飲まれている自分がいる






A｢あの、返信来ないかと結構不安でした…笑｣






向井｢そんなわけないやろ！だって、ツアーに来とった時からずっと気になってたんやから！｣






…は？！





え、？あの時？





A｢まさか、、大学生って勘違いしてたのって康二くん、、｣





向井｢せや！俺なぁ、Aちゃん見てめっちゃ可愛ええって思って｣





ふっかが言ってたことが少しづつ理解出来てきた…







A｢そっかぁ、なんか、ありがとう。｣



向井｢…なぁ、今どこにおるん？凄い周りガヤガヤしとるけど…｣








あ、そう言えば出先で電話することって少ないのに珍しいな笑







A｢今ねぇ、居酒屋の前通ったから笑｣






向井｢…なぁ、今から会えへん？俺、会いたいわ｣






会いたい、このまま会ったら私は甘えてしまうのかも







なんて、ね…







A｢うん、私も会いたい｣







すると、






向井｢駅の方で待っとって。明るいところにおらんかったら…不安やし。


あと、どんな服着とる？｣






今日の服は…






A｢あ、ノースリーブのシャツと赤のマーメイドスカート





あと、今日髪切ったから初めて見た時と大分印象違うかも｣







単純なヤツだよね。






失恋ジンクスとか言われるもの普通にしちゃうから

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