神様の意地悪 ページ4
それは、突然来た。前触れもなく。
悠人に勉強を教えるという名目で、俺の部屋でキスやハグをしている時だった。
カチャっと音を立てて俺の部屋のドアが開いた。その瞬間、ガッシャンっ！という陶器が割れた音が響いた。
母)な、何をしているの……？隼人…？悠人…？
俺も悠人も母親の異常なものを見るような目を見てようやくこれが普通じゃないことを知った。同性愛以前の問題であるということに。
母)ねぇ？悠人…？隼人…？答えなさいよ！ねぇ！ねぇってば！
悠人の泣きそうな後悔しているようななんだか寂しそうな顔を見て、決心した。俺から話すことを。
隼)……ねぇ母さん…
俺は、おもむろに口を開いた。
隼)なんでそんな異常なものを見るような目で俺らを見るの？愛し合ってるんだから普通だろ？なんでキスしちゃいけないんだ？そばに居るのに。お互いの気持ちが分かっているのに。
母さんは、その言葉を聞いてさらに、絶望したような軽蔑したような顔をしていた。
そして、帰ってきたらお父さんにも報告しますからね？と、そう言って部屋を出ていった。落ちた食器も片付けずに。
母さんが出て言った瞬間、悠人は泣き出した。声を抑えてうっ、うっと嗚咽を漏らして。俺が抱きしめると、悠人はさらに強く泣き出して、ごめんなさい…ごめんなさい…と謝った。
隼)悠人は、何も悪くない。悪いのは、俺らの関係を許してくれない世の中だ。
俺がそう言うと、悠人は俺を抱き返した。強く強く、決して離れないとでも言うように。
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鬼人ゴリラ(プロフ) - ごめんなさい！これで大丈夫ですか？変わってますかね？ (2019年8月18日 18時) (
レス) id: 112be606a1 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月18日 18時) (レス) id: ba1b78c8bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鬼人 | 作成日時：2019年8月18日 17時
