拾われた先は… (ページ12)

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朝、起きて重大なことに気が付いた。

外に出かける時の服持っていない

ジョングクさんに聞いてみようと思い、リビングを覗いて見ても姿が見当たらなかったからジョングクさんの自室の部屋のドアの前へと向かう

もしかしたらまだ寝てるのかな

そっと扉を開けると、着替えていた途中なのか上裸のジョングクさんと目が合ってしまった

『あっ…』

jk「おはようA」

『おはよう、ございます』

目のやり場に困る

jk「どうしたの？」

ジョングクさんは今の自分の格好をちゃんと理解していないのか、または気にしていないのかは分からないが、上裸のまま私の方へと近づいてきた

『えっと…服、どんなの着たらいいかなって…』

jk「そうだった！ごめんねちょっとリビングで待っててくれる？すぐ行くから」

『分かりました』

ジョングクさんは可愛い顔をしてるのに意外と筋肉質で、なんか少しいいな…なんて思ったのは内緒

リビングで待つこと数分

真っ黒の私服に着替えたジョングクさんが現れた

jk「Aちゃんにどうしてもプレゼントしたいものがあって、こっちおいで」

手招きされたのは、リビングの横にある入ったことの無い部屋

jk「扉、開けてみて」

そう言われ、ゆっくりと扉を開くとそこには大量の女性用の服とドレッサー、ヘアアイロンなど女の子の憧れが敷き詰められてるお部屋だった

『こんな素敵なお部屋、私にはもったいなさ過ぎます…』

jk「そんなことないよ。女の子は皆産まれた瞬間からお姫様なんだから
気に入ってくれた？？？」

『嬉しい、です』

白とグレーを基調とした家具やカーペットに大きなドレッサーと、大きなクローゼット

そして少し奥行きのある場所には、大量のハンガーにかけられた沢山の服

こんな素敵なプレゼントをもらって喜ばない女の子はいないと思う

jk「ちなみに、ドレッサーの横にかかってるのが今日着て欲しい服なんだけどどうかな？」

細身のジーンズに、白のモコモコカーディガン

『似合いますかね…？』

jk「ぜ〜ったい似合う！ヘアセットとメイクはプロに任せちゃうから着替えておいで
リビングで待ってるよ」

『…本当ありがとうございます』

jk「いいのいいの。僕がしたくてしてるんだから、寧ろワガママを聞いてくれてありがとう
じゃ、待ってるね〜」

この数日で見ている世界がガラッと変わりすぎて全く追いつけていないけど、間違いなく今が1番幸せだと胸を張って言える