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収録を終え、駐車場に向かう
結局うなじに付けられた跡はコンシーラーで隠そうとしたけど、衣装が汚れてしまうかもしれないから髪の毛を下ろすだけにした
見えるところには付けないでってちゃんと言わなきゃ、、、
車に向かうと誰かが私の車の前で立っている
その人を見た瞬間、足が棒のように動かなくなった
「なんでっ、ここにあんたがいるのよ」
だって、そこにいたのはジョングクだったから
jk「A、」
「帰るからそこどいて」
jk「っ、謝りたい、ちゃんとこの前のことを謝りたくてっ」
「この前?何も無いでしょ私たち
早くどいて帰りたいから」
会いたくなかった 話したくなかった
jk「僕の話を聞いて欲しいんだ
本当にごめん ほんとに、最低なことをしてっ、」
「謝ってくれるだけでもう十分だから」
ジョングクと目を合わせないように俯いたまま運転席に乗り込もうとするけど、ドアを手で抑えられているから開けようにも開けられない
「どけて、早く帰りたいの。
ジョングクも彼女さんが待ってるんじゃない?
私なんかに構ってる場合?」
jk「あれはっ、あの記事は違う!彼女なんて居ないし、それにっ」
「別にいてもいなくてもどうでもいいよ。
彼女じゃないなら何?私と同じ暇つぶし相手だった?
一時的な気持ちだった?
まあ、そうよねジョングクにとっての女の子ってただの遊び相手だもんね 自分の欲を満たしてくれるだけの存在だもんね。」
腹が立って仕方がなかった
結局女を下に見てるんだろうなってやっぱりなって実感させられ苛立ちが収まらない
jk「そんなこと思ってない! それにっ、Aは暇つぶし相手とか、一時的な気持ちなんかじゃない!
本気で好きだよ。信じて貰えないのは分かってる
あんなことをしてしまったし、、ジミンヒョンと付き合ってることも知ってる。だけど、どうしようもないくらいに好きなんだ」
真っ直ぐ私見つめて真剣に言ってくれるから、きっとこれは嘘じゃない
だけど、
「今更、遅いよジョングク」
もっと早く言ってくれてたら、あの時私の気持ちを伝えていたら、、、
なんて考えてしまう自分に嫌気がさす
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作者名:まる | 作成日時:2022年6月22日 22時