小悪魔なうさぎ (ページ12)

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目が覚めるとジョングクは既にいなくて、代わりに一通の通知がきていた

ジョングクお金気にせずそのままホテル出てもらって大丈夫だからね

こいつ、いつの間に連絡先交換したんだろうか

重たい体を無理やり起こして、シャワーを浴びてからホテルをでる

｢おはようございます｣

マネ｢おはよう今日も忙しくなるわよ〜｣

｢頑張ります｣

いつも通りスケジュールを淡々とこなす

いつもと違うことと言えば、腰の違和感とジョングクからの鳴り止まない通知

ジョングク見てみて、ジンヒョン寝癖すごい

ジョングク今日空いてる?

ジョングク仕事終わったら事務所来てよ

ジョングク今日はラーメン食べたい

勘弁してくれ

酔った勢いとはいえ、流石にホテルまで行ってしまった昨日の自分を酷く恨む

A今日は忙しい

返事を返せば直ぐに既読が着く

ジョングク20時、事務所前集合ね

どこまでワガママな男なんだろうか

だけど結局、20時にちゃんと事務所にいる私もどうかしてる

jk｢んふふっやっぱり来てくれた｣

｢、、、ラーメン奢ってよね｣

jk｢カラオケでぼくより点数高かったら奢ってあげる｣

｢歌手相手に勝てるわけないでしょ｣

jk｢あれ〜Aちゃん、もしかして音痴なんですか〜？｣

｢、、、その手には乗らないからね｣

jk｢えー乗ってくれると思ったのに｣

｢今からカラオケなんて時間的にも無理でしょ｣

jk｢大丈夫大丈夫
だって明日休みでしょ？僕も休みだから明日までなら一緒にいれるってこと｣

｢なんで私の休み把握してんの｣

jk｢えへっまあ細かいことは気にしないでカラオケ行こう｣

｢気になるわ｣

文句を言いながらも、ジョングクが助っ席のドアを開けてくれるから大人しく乗り込む

｢いい車乗ってるね｣

jk｢まあ、一応世界的アイドルだし？｣

｢事実だから反論できないのが腹立つ｣

jk｢あはは反論してこようとする女の人ってAだけだよ｣

｢そりゃどうも｣

jk｢それにね、自分の車の助っ席に乗せたのもAが初めてだよ｣

急に優しく微笑んで、そんなことを言ってくるもんだから本当に心臓に悪い

｢、、あっそ｣