黄金マンネに推されてます。/02 (ページ3)

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3【ヘナ】ページ3

jk『チョン･ジョングクです。』

たったその一瞬で私はジョングクしか見えなくなった

ジョングクの隣に立ちたくて、ジョングクの視界に入りたくて、私という存在をしって欲しくて
スタイリストかメイクアップアーティストになれば、
彼といつか一緒に仕事が出来るかもしれない

そう思って沢山沢山勉強したし、ライバルを消すために汚いことだってした。
お金も、時間も沢山沢山費やした

だけど、ある日ジョングクが出演するっていうから番組を楽しみに待ってたのに、いざ始まると

隣にはあの大人気アイドルAがいて、女の私でもつい見とれてしまう美貌

h「ジョングクがかなりのファンなんですよ！」

ホビがそう言ったあと恥ずかしそうにはにかみながら、
否定もせずただ、笑ったのよ

愛おしそうに大切そうに彼女を見つめている姿を見て
私はショックを隠せなかった

挙句の果てには、仲良さそうに嬉しそうにじゃれあってるの

は？なにこれ、なんなのこれ

番組が終わったあと、最高のコンビとか、この2人推せるとか、付き合って欲しい！とか皆、彼女を当たり前のように受け入れてるのよおかしいでしょふざけてんの？それ本気で思ってんの？

私は何年も努力してお金も時間もかけてるってのに、
あの女は一瞬で彼らの輪に入り込めてるの

へ「っ、、許せない。」

画面の中で、美しく微笑む彼女に憎悪しか生まれなかった

憎い、憎たらしい、腹が立つ、こんなこと許されない

この女を消さなきゃ、私はジョングクにみてもらえないって直感的に思ったのだから、消しちゃえばいい

どうやって彼女に近づこうかと考えていたら、元々のスタイリストが体調不良で臨時の方を探してるっていう話を聞いてすぐに立候補した

私は運がいい神様がきっと私を後押ししてくれているに違いない

仕事が終わったあと、毎日彼女の後をつけた

そしたらほぼ毎日ジョングクを家に連れ込んで数時間たったら2人仲良く笑い合いながらマンションを出てくる

ジョングク、まっててね
元々は私といるはずだったのに邪魔をされた

すぐに邪魔者を排除してあげるから、すぐに元通りにしてあげるからね

ヘ「いいネタがあるんだけど、気にならない？」