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地面に横たわる男どもを避けて、錦子ちゃんのとこへ行く。
俺ら2人にかかれば、男4人相手でも秒殺。ほとんどまるちゃんがやったけど。ちゃんと気絶させるだけにしといたし、後々問題にはならんはず。
腰が抜けて地面に座り込んでる錦子ちゃんの肩に俺のジャケットをかけた。
「怖かったな。もう大丈夫やで。」
頭を撫でてあげると、錦子ちゃんは涙をボロボロと流し始めた。
決して声はあげない。下唇を噛んで必死に耐えてるのを見たら、なんか心がキュッとなった。
「錦子ちゃんの家どこー？僕らが送ってあげるよ。」
まるちゃんが地面に置いた俺らのカバンと錦子ちゃんの物を拾い上げてこっちへ来た。
錦子ちゃんは下を向いたまま小さく口を開いた。
「アパートが、火事に、なって…………。」
「もしかして、帰るとこない？」
俺が聞くと、錦子ちゃんは小さく頷いた。
……つらない？帰るとこもなくて、男に襲われるて。
俺やったら死んでまいそう。
「じゃぁ、とりあえず、僕らのマンションに来たら？明日明後日って休みやしさ。」
「それええな。俺ら同じマンションに住んでて、部屋1個間開けて借りてんの。行ってみる？」
錦子ちゃんは頷いてくれた。
「よし。じゃぁ、速攻で帰るか。」
「えっ！僕高いとこ無理なんやけどー！」
「知らん。まるちゃんだけ下から行けば？」
「下やったらめっちゃ注目されるから嫌や！！」
「ほんじゃあ我慢しなよ。」
俺は錦子ちゃんをお姫様抱っこして立ち上がった。
「わっ！」
「あ、錦子ちゃん高いとこいける？もし無理やったら目瞑ってな？」
「へっ？！」
俺は全力でジャンプしてビルの屋上に着地した。まるちゃんも後ろから追いかけてくる。
「え、え、な、どうやって？！」
腕の中で錦子ちゃんが混乱してるけど、とりあえず家へ向かう。
屋根と屋根を飛び移って、屋根の上を走った。
マンションのエントランスについて、後ろから追いかけてるまるちゃんを待った。
「おおくら、はやいわ……。」
高所恐怖症のまるちゃんがげっそりした顔でエントランスに降りてきた。
「高校の時ずっとやってたからな。」
「この寝坊常習犯が。」
まるちゃんが愚痴りながら暗証番号を打って鍵を開けてくれた。
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やきいも(プロフ) - 苺雨さん» リクエストありがとうございます！！禁断……そそりますね！！少々お待ち下さいませ…… (2020年6月3日 19時) (
レス) id: 88401c9d01 (このIDを非表示/違反報告)
苺雨 - こんにちは！リクエストお願いします！（図々しくてスミマセン、、、）黒×黄で、教師×生徒みたいな禁断の恋がみたいです！よろしくお願いします！ (2020年6月1日 12時) (レス) id: afcbf6ede4 (このIDを非表示/違反報告)
やきいも(プロフ) - 苺雨さん» そう言っていただけて幸いです！！またよろしくお願いします！ (2020年5月29日 15時) (レス) id: 88401c9d01 (このIDを非表示/違反報告)
苺雨 - コメント失礼します！赤×黄のお話、最高でした！もうなんていうか、すばりょがすばりょ過ぎて萌えというか、、（（（語彙力、、）とにかく最高でした！ぜひまたリクエストさせてください！（すぐにすると思います、、） (2020年5月29日 13時) (レス) id: afcbf6ede4 (このIDを非表示/違反報告)
やきいも(プロフ) - もにかさん» さっそくリクエストありがとうございます！もちろん書かせていただきますので、少々お待ち下さいませ…… (2020年5月29日 0時) (レス) id: 88401c9d01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やきいも | 作成日時：2020年5月11日 19時
