お菓子がおかしたおかしな恋物語*゜さーど。。。

お菓子90個目 三「あんた刺されたね←」『いや、ほんと女子ってこわい(白目)』 ページ28

目が覚めたら…真っ白な世界


嗚呼。死んだのか私


短かった人生だなーって、そう思いながらボーってしてると


【べべ？】

『京兄…』

【なんでここにいんだよ笑早過ぎんだろ】

『いや、刺されて…女王様に』

【ありゃー毒針強かった？←】

『もう香水くさくてそっから毒だね←』

【ﾌｧ---wwwwwwwwwwwwwwwww←まぁ本題な？】

『本題？』

【戻りたいか？…元の世界に】

『…なんで、』

【本来お前が死ぬ時期じゃないんだよ、まだ…だから、】

『(なるほどね、まだ決定権は私にあるってことか)…生き返りたい。戻りたいあっちの世界に』

【…前なら残るとか言ってそうだったのにww】

『かもしれないね笑…でも大切な人がたくさん増えたから、…』

【うわー親が子を見送る乗ってこんな感じなのかーーー】

『京兄の子供ちゃうわ←』

【エセ関西弁やめろ←…まぁ、戻るんだな？】

『…うん。ここに居たら多分すっごく楽なんだと思う…』

【……うん】

『でもね？…逃げたくないんだもう。』

【…(本当に成長したなべべ)この先の、あそこにめっちゃキラキラしてる入口みたいなんあるだろ？】

『あ、めっちゃキラキラしてる←』

【あそこを入ったら…こっちに戻ってきたくなるような沢山の罠がお前を襲うと思う…でも本当に戻りたかったら一度も振り返らずずっと歩いていけ】

『罠…』

【何があってもだ。絶対に振り返らずずっと歩き続けろ…そうしたら必ず戻れるから…むこうに】

『うん。ありがとう京兄…わざわざ言いに来てくれたんでしょ？』

【世話の焼ける妹を持つと手助けしたくなるんだよ】

『ありがと笑たまには桜花の事も気遣ってあげてね？』

【馬鹿いえ…あいつに群がる男は全部コケろとか呪ってるから】

『ちっっさ←……じゃあね京兄。行ってきます！！！！！』

【おう！いってこい！！】


そういうと…光の溢れる入口にのまれていった


【戻れる代わりに…大事なものが失われるんだけどな】


その言葉を聞く前に──

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