普通の高校生2【安室透／降谷零】

17『ゼロの執行人』 ページ3

コナンside


同時刻



俺とAは大型スーパーの出入り口にいた
風見刑事につけた盗聴器から風見刑事と安室さんの会話のに耳を傾ける




『……安室さんが何で事件にさせたかったのか何となく悟ったわ』



「…ああ、あと一つ理解出来てない問題もあるけどな」





今回の安室さんの狙いは大体把握出来た
あの時盗聴器つけて正解だったな…。







会話も終盤になってきたところで俺はメガネのツルを押そうとした時、










「……自分の首を絞める。もう既に貴方はなってるじゃないですか＿＿＿＿彼女の信頼を縄にして」






「…っ！！？」




独り言のように呟かれた風見刑事の声






今までの会話のやり取りを聞いてれば何となく察しはつく






最後の風見刑事の言葉は

安室さんに対しての小さな反抗


彼女＝Aの事




今まで安室さんを信頼して良好な関係を築いていたAを安室さんは自分で信頼を断ち切ろうとしている…


それを縄に自身の首を絞めている…、




あの人の想いは何となく気付いていた



俺が蘭に向ける気持ちと同じモノを




安室さんはAに向けている





当の本人は周りが察してる事に気付いてないし、
隣にいるコイツも鈍感すぎて気付いてない。




……言葉にしなきゃわかんねーって事だな




鈍感同士、風見刑事もこりゃ苦労するわ…










『…新一？どうしたの？』

「なんでもねーよ」






まずはこの難事件を解決してからだな

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