着地 ページ21
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「どう？落ち着いた？」
『…す、すみません…ありがとうございます…』
シャッキーさんが頬杖を着いて私に聞く。
大丈夫か大丈夫じゃないか聞かれれば、
まぁ大丈夫ではない。
でも、推しを目の前にして号泣してしまった恥ずかしさが今になって込み上げて、
なんとか脳を正常に保っている。
あぁ、まともに見てないけど分かる。顔がいい。なんで私はこの2人に正気で会えると思ったんだろう。馬鹿か
「ところでお嬢さん。ここに何か用があったんじゃないのか？」
横で静かに酒を煽っていたレイリーさんが口を開く。
『え、あぁ…まぁ…』
「店の前で、『たのもー』と叫んでいたじゃないか。決闘でも申し込みに来たんだろう？」
ニヤリと口角を上げる。悪い顔。
かっこいいけど、それ以前に発言がやばい。
『えﾞッ！！あれはその…違くて！！どうやってお店に入ろうか悩んで…！』
「ハハッ、冗談だ。気は解れたかい？」
『…あ、…ありがとうございます』
声に出さないだけ偉い。私の心は最早発狂中。
なんだこの…ただのイケメンおじさんは…
「あら、レイさんが連れてきたんじゃないの？」
「あぁ、ちょうど帰った時にこの子が居たんだよ。」
「そうなの。見ない顔だけど、お名前は？」
『あ、そうですよね…！初めましてAです。』
いい名前ね、なんて言ってシャッキーさんは私に噂のニマメをくれた。これがまた美味しい。
「それで？こんな所へ何しに来たの？あなたみたいな女のコが来るような場所じゃないわよ、ここ」
『…えっと、』
確かに、ぼったくりBARなんて、好き好んで来る人は少数派かもしれない。
それなのに、こんな小娘が突然来るなんて
…何しに、か。
情報が欲しいって言うのが最初の目的だった。
けど、そんなの聞くのは結局誰でもいいわけで。
やっぱり、こう…単純に
『…会いたかったんです』
「え？」
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レモン - めちゃくちゃ面白いです⭐️レイリーさんめっちゃイケメンなんですけど！！ (11月20日 14時) (
レス) @page48 id: 97f09e59d6 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - ゲンコツが面白すぎる🤣 (2022年5月2日 2時) (レス) @page41 id: 9db3f9f6b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まうゆ | 作成日時：2021年6月29日 22時
