出航 ページ12
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『は、はぁ…しんどっ…』
「あらら、こんなので疲れちゃって。もしかしてAちゃんて、お嬢サマ？」
『これがっ、並の人間ですからッ』
なんとかよじ登った頃には、満身創痍。
めちゃくちゃ煽られたけど、あなた達みたいな怪物とは訳が違うので！！
多少息を整えて辺りを見ると、海兵が数人。私を見てヒソヒソ話してる。
まぁ仕方ないか。
知らない女が、軍艦をタクシー代わりにしてるんだもんね。
一応会釈だけしてみる。特に反応はなし。
『…なんか、大丈夫ですか？ほんとに乗せてもらっちゃって』
「あー、いいのいいの。気にすんなって」
『あの、どのくらいで着きます？』
「順調に行けば日が変わる前に着くんじゃねーの」
『なるほど…ありがとうございます、じゃあお願いします』
ま、ゆっくりしてきなさいよ。と言うと、彼は海兵さん達に指示を出しに行った。
ゆっくりしていけと言われても、易々と中には入れないだろうし、入る気も無い。
とりあえず船の端っこに移動して、申し訳程度、船縁に寄りかかった。
誰かの声を合図にして、船がゆっくりと動き出す。
ここから近いと思ったシャボンディ諸島まで、結構時間かかるんだな。
やっぱ船での移動って天候とかによるもんね。漫画とかアニメじゃ書かれないけど、次の島に移動したりする期間ってどのくらいなんだろう。
その間にも小さい島に寄ったりして、食料調達とかするのかな。
お金はどうしてるんだろう。やっぱり宝を奪ったりして換金する方法しかないのかな。空島から帰ってきたルフィ達はそんな感じだったし。
『(やばい…好きな物に浸れるってすごく楽しい)』
考えることが次から次に出てくる。でも、これがめちゃくちゃ楽しい。
思わずニヤニヤしちゃいそうで、軽く頬を叩く。
とりあえずこの時間を有効に使わなきゃ。
この先どうしたいのか、
私に何が出来るのか考えなくちゃ
『よし、』
元々鞄に入っていたペンとメモ帳を取り出して早速作業開始だ。
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レモン - めちゃくちゃ面白いです⭐️レイリーさんめっちゃイケメンなんですけど！！ (11月20日 14時) (
レス) @page48 id: 97f09e59d6 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - ゲンコツが面白すぎる🤣 (2022年5月2日 2時) (レス) @page41 id: 9db3f9f6b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まうゆ | 作成日時：2021年6月29日 22時
