秘密 ページ5
・
『あー…何してたんですか？こんな暗い中で』
先に声を発したのは私。
これは普通に疑問に思っただけで、決して詮索とかではない
「夜明け前の偵察だ。こんな時に襲われでもしたら、ひとたまりもねェよい。」
『え、こんな夜中に…隊長も大変ですね』
やっぱり流石としか言いようがない。
1番隊隊長の器はやっぱりデカいんだな〜とか、まだちょっと覚醒しきらない頭で考えていた
マルコ隊長と目が合う。彼の顔は少し困ったように見えた
「…中身、見ちまったんだよい」
『ナカミ？…あぁ、中身か…え、何のですか？』
「昼間のやつだよい。おれが投げようとした…」
『……ｴ！！』
思わず叫びそうになったけど、みんな寝ていたので喉で抑えた。
え、てことはレイリーさんのビブルカード抜かれた…訳じゃないよね。あの後ちゃんと確認したもん。
見ただけ、だよね？
『あ、えと……別に隠してる訳じゃないから大丈夫です、けど…』
レイリーさん達と一緒に居たことを別に隠してるわけじゃない
でも焦る。ロジャー海賊団は白ひげ海賊団とライバルだったわけだし…
と、思考を巡らせていると彼が静かに言う
「…おれのケツがまだ青い頃、
…お前のビブルカードはきっと本当に奴の物なんだろうよい。第一、こんな嘘をついたところで何の得にもならねェ」
淡々と話すマルコ隊長。
私は黙って聞いているしかない。
心臓が変に早く動く
「それにさっきのお前の動き。普通の女じゃ、ああはいかねェよい。最初、お前が船に来た時…監視を伸して逃げた時も思った。
……お前は何者なんだ」
その目にもう殺気は無くて。
本当に困ったような顔をされるから、私も戸惑ってしまった。
知らないことは怖いって私もよく分かる。
知らないところに行くのも、知らない人と話すのも
人によるかもしれないけど、私はいつも知らないことが怖い。
だから、私は
私の知らない未来を自分で招いちゃいけない
変に口を滑らせて未来のことを語ってしまえば
知っている未来は、すぐ変わってしまうから
こんなビビりな私を許して欲しい
『…ごめんなさい、』
「…そうか」
未来を全て教えてもなお、救えると思えるような強さやハートがあったらよかったのに。
『…私、部屋戻りますね』
「あぁ、…」
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優月(プロフ) - 更新ありがとうございます！更新するたびに毎回見ています！頑張ってください！ (2022年2月9日 20時) (
レス) @page39 id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
秋冬(プロフ) - おかえりなさい。 (2022年1月24日 20時) (レス) @page17 id: 1ebc893394 (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - 更新再開とても嬉しいです！！無理はなさらずに自分のペースで更新頑張ってください！応援しています！ (2022年1月24日 19時) (レス) @page17 id: 91d2642513 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - お久しぶりです｡更新再開とても嬉しいです！私としてはいつまででも待つつもりですので（笑）ご自分のペースで更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - おかえりなさい！！待ってました！無理のないように更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まうゆ | 作成日時：2021年9月15日 17時
