宴席 ページ4
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「おっ、こんなとこにいたのか〜！って……あれ？もしかして邪魔したかぁ〜？」
調子のいい声と一緒に駆け寄ってきたのはサッチ。
悪ィ悪ィ！なんて言いながら近づいてくる。そんなこと微塵も思ってないのが見てわかる
『や、別にちょーっと話してただけだから！で、何どうしたの？探してた？』
「こんな端っこでちびちび飲んでねェで、こっち来いよ！せっかくの宴なんだから、もっと楽しもうぜ〜？！」
『え〜…いやでもほら、お酒は頂いてるし私そんな目立ちたくな』
「細けェことはいいから！ほら！！」
『ぐえェ』
サッチに俵かつぎにされてウシガエルみたいな声が出た。ダメだ…この人酔ってるな？？？
「まぁ、楽しめよ」
『え！イ、イゾウさん見捨てるんですか？！ちょっとサッチ降ろして！！！』
「つれねぇこと言うなって〜！！4番隊の連中で飲み比べしようぜ！！」
『私いつから4番隊に…もうダメだ、諦めよ』
私はそのままサッチに連れられ今まで経験したことの無い人数で飲んだ。
そりゃもう、すごいカオスだったけど
『アハハハ！それはやばすぎ！！』
なんか、ちょっと……いや、かなり楽しかった
こんなに大笑いしながら飲んだのは久しぶりで、楽しくなって浴びるように飲んだ。
それで、私はいつの間にか寝てしまった。
＿
＿＿
＿＿＿
『…ん゛……やッば、飲みすぎた…』
目覚めたら、そこは真っ暗な甲板で
一緒に飲んでいた4番隊のみんなも、いびきをかいて夢の中。
夜明けまであとどのくらいだろう。
危なかった、こんな甲板のど真ん中で寝顔を晒す訳にはいかない。
爽やかな朝が私の寝顔で台無しになるところだった…って、自分で言っててそれはちょっと傷つく！！
まぁ、とにかく。私だけでも部屋に戻ろう
起き上がって、歩き始めたその時
後ろに、気配を感じた
『ッ誰…！？』
私は振り返りざまに体勢を低くした
回転を利用して足をかけてやろうと思ったけど、私の短い足では届かなかった
夜の影にぼんやりと映る姿
暗さにやっと目が慣れてきたところで、目の前が青くぼうっと光った。
眩しくて目を細めた
『あ、…マルコさん』
「随分と警戒するじゃねぇか。傷つくよい」
『…』
冗談っぽくそう言った彼。私は何事も無かったかのように立ち上がった。
彼は何か言おうとして口を開いたけど、直ぐに噤んだ
そして、しばらくお互い黙ったままだった
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優月(プロフ) - 更新ありがとうございます！更新するたびに毎回見ています！頑張ってください！ (2022年2月9日 20時) (
レス) @page39 id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
秋冬(プロフ) - おかえりなさい。 (2022年1月24日 20時) (レス) @page17 id: 1ebc893394 (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - 更新再開とても嬉しいです！！無理はなさらずに自分のペースで更新頑張ってください！応援しています！ (2022年1月24日 19時) (レス) @page17 id: 91d2642513 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - お久しぶりです｡更新再開とても嬉しいです！私としてはいつまででも待つつもりですので（笑）ご自分のペースで更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - おかえりなさい！！待ってました！無理のないように更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まうゆ | 作成日時：2021年9月15日 17時
