転生先はめちゃくちゃ平和な世界でした。【12歳。】

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｢ついに私達も6年生かぁ｣


｢小学校最後の1年だもんね｣


｢あっという間だよねぇ｣


そんなことを話しながら廊下を歩いていると、花日が少し先を見て顔を顰めた。


｢どうしたの？花日｣


｢どうしていつも私達を馬鹿にするんだろう…｣


結衣ちゃんの質問にそう答えた花日に、まりんちゃんと結衣ちゃんは花日の視線の先にいる、イケメンくん高尾を見た。



｢あぁ、高尾のことか｣


と、結衣ちゃん。


｢勉強も運動もできてカッコイイ。女子人気ただいまNO.1！｣


と、まりんちゃん。


まぁ近くにジャニーズみたいなイケメンいたら(女子が)湧くよね←


個人としては興味無いけど。


｢かっこいいかな？｣


流石はヒロイン！ちょっと皆と思考回路が違う！


｢花日はそう思わない？｣


｢高尾ってなんか何考えてるかよく分かんないもん。｣


漫画を見てればよく分かるよ！
花日一筋！花日ファイト！
と、思っていれば後ろから悲鳴が、振り向いてみればエイコー達が女子のスカートを捲って遊んでいた。


あらぁ


｢またやってるよ…｣


｢桧山…｣


あ、結衣ちゃんについて行こ。


｢結衣ちゃん！Aちゃん！｣


後ろから花日の声が聞こえるけど、気にしない。


｢桧山！男子に変なことさせないで！｣


｢はぁ？｣


ちょっとニヤけてるよね桧山。


楽しんでるでしょ。



｢スカート捲りとか信じられない！｣


｢蒼井、俺は別にやれとか言ってねぇよ。俺はただ俺達の親がガキの時には女子のスカート捲ったやつは男子のヒーローになれたって言っただけ｣


いや、男子の中やん。

女子の中じゃただの変態よ？


｢まーじかっけぇよなぁ｣


｢ピンクの水玉who！｣


便乗すな、アホ。


｢やっぱり桧山がけしかけてるんじゃない！｣


｢ぎゃーぎゃー言うなよ。｣


このセリフ、あの銀髪の天パのセリフに似てるよね！


｢あんまりうるさいと、蒼井のスカートも捲るぞー！｣


｢ふん！私今日、ショーパンだもん！｣


威張る結衣ちゃん可愛いなぁ。


ていうか、男子がスカート捲りするなら女子も男子すズボン下ろせば良くない？


あと、わざわざ捲られるの分かってるならスパッツ中に履けば良くない？？？え、そう思うの私だけ？

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