知りたいのは、何で？ ページ19
【凛音の好きな人、知りたい】
茜色の瞳がだんだん近づいて、
窓際まで追い詰められていく。
『え、え、待って、
私、好きな人とか、』
【少年のこと、好きじゃないの？】
『え？光くん？
なんで光くんの名前が出て、、？』
【さっきあんなに仲良さそうに
くっついてたじゃん
凛音は少年みたいなのがタイプなんだ、
ボソッ...俺じゃなく......っ//⁈ 】
『え、教科書が一つしか無いから
(学年が違うので光の1冊しかない)
近かったかもしれないけど..?
好きな人じゃないよ？
...っえ、あまね、く...////』
花子が呟くように何を言ったのか、
聞き取る前に花子の真っ赤な顔に
びっくりし、
思わずその表情、熱が、伝染する
【えっ...俺、今...///
(何で俺じゃないのって、思った)】
『あまねくん、
さっき、最後なんて...?』
【なん、でもない/// 】
グイッと抱き寄せられ、
ぽすんと花子に抱き締められる
『ッあまねくん///?? あの、その//』
【いいから、少し、このままでいて//】
ぎゅうと抱き締められ、顔が熱くなる
なんて言ったのか聞き取れなくて
気になってはいたけど花子の腕の中で
動悸が止まらず思考回路が停止していく
【(俺、凛音のこと、、)】
出会ってまだ間もないこの女の子に
自分が彼女の1番になりたいと思うなんて
ふと、抱き締める力を緩めて
凛音の首元を見やると、
鎖骨あたりに引っ掻き傷に目が止まる
司に首を掴まれた時に出来た傷だろう、
彼女に触れて裸を見られた、
自分以外の男に。
そう思った瞬間、
また先程のイライラが募ってきて
凛音の首元に顔を埋めた
『えっ、え？
あまねくん...？...ひゃっ///⁉』
ぺろっと、
傷の辺りを舐める花子に声が上擦り
顔に、首元に、熱が集まる
『びくっ//くすぐ..ったい..///
あまねくん、やめ// 』
ツー、と鎖骨から首筋に舌を這わせてから
【、、、消毒。(にやり)】
『 なっっ///
もう、あまねくんっ///⁉』
【傷があったんだよ、
腫れたらいけないから消毒しただけ】
『あ、そう、なの？
あり、がと、、？///』
しらっとした表情に戻り
当然のように言うと凛音は疑問に
思いながらも信じてしまう
見えないように、にやりと笑ってボソッと呟く
【凛音は、俺のだからネ】
意識してしまったら、もう戻れない。
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燐 - あやみさん» 来られない間にコメント頂きありがとうございましたっ！！(涙) (2021年1月19日 4時) (
レス) id: b5f94bf97c (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - あまねくん×夢主が可愛いカップル(笑)続き楽しみにしてます(爆) (2020年7月19日 13時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燐 | 作成日時：2020年3月6日 1時
