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「ひかる、メッチャ美味しそうな匂いする！」
風呂から出て直ぐに俺の鼻が感知したのはひかるが作り終わったであろう肉じゃがのいい香り。
匂いだけで白米2杯。
「ボーッとしてないで席つきなよ。」
ひかるに促されひかるの正面という八乙女担の皆さんに申し訳ない程の良席へ腰を下ろす。
「「いただきます！」」
ひかると声を揃えていただきますをすればコンビニのご飯だって三ツ星レストランの高級ディナーに勝てる。
「やっぱりひかるの料理は世界一だね〜。
五臓六腑にしみるわァ〜。」
「五臓六腑とか難しい言葉使うなよ、黙って食え。」
それが手料理を素直に褒められた照れ隠しだって分かるからもう可愛くて可愛くて今ならひかるの可愛さをエネルギーに空だって飛べそう。
「ねぇ、ひかるは最近楽しいことあった？」
「まぁ、それなりには」
「聞かせてよ！今日はね、ひかるの話を沢山聞きたい気分なの。」
「別にいいけど面白いかわかんないよ？」
保険をかけた前置きの後にひかるが話したのは今日の収録で大ちゃんがあれしてた、伊野尾がどれしてた、山田があぁ言ってた…全部メンバーのことでその目は師匠さながらの゛あたたかい眼差し゛だった。
「…別に全然面白くないだろ？」
「え？すごい面白いけどなんでよ」
「だってお前全然笑わないしいつもならもっと余談を突っ込んでくるだろ」
「…俺いつもそんなに余談突っ込むの？」
「そりゃもう隙もないほどに」
「まじかァ〜…。
でもひかるの話はつまんなくないよ。
楽しそうに話すひかるが可愛くて見惚れてただけ〜。」
「…可愛いとか意味わかんない。
それに見惚れてた？とか結局話聞いてないじゃん！！」
なんて結局俺は引くなんて出来ないで2人でワイワイ。
でも楽しいから結果オーライかな。
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作成日時：2019年4月29日 19時
