伏線 ＝東京喰種:re＝

班長 ページ9

パァン！！！！！

乾いた音がシャトー内に響き渡る


佐々木「班長が班員を危険に晒してどうするんだ」
瓜江「ぶたれるほどのミスでしょうか」

佐々木「正面から立ち向かえば殺されていた。
喰種捜査官は手足をもがれても逃げろ！！！」

佐々木は瓜江だけでなく見不たちにも聞かせるように声を張って言った

それと、とつけたす佐々木。

佐々木「瓜江くん。君を班長から解任する」

不知「！？」
貴「！！！！」
六月「……！」

そこから瓜江の反論があり佐々木に刃向かうが
上官命令だといわれ押し切られた

瓜江「……()」
「……()」「……()」
「……喰種のくせに()」

貴「！！」
六月「瓜江くん！！」

不知「瓜江ｯ!!!!」

瓜江が不知に蹴り飛ばされ、
不知が瓜江に激怒。

六月「……先生に謝ってほしいです」
貴「…いまのはいけ好かない」

瓜江「……」

佐々木「シラズくん手を離して。
もう班長は決まってある……

新班長は……


不知吟士三等に任命する
」

不知「(トオルかな……？)」

貴「……君だよシラズ。」

不知「へっおれ？」

不知は反論したがもう決定事項のようだ。
瓜江は呆れたように部屋を出ていく

佐々木「さー！寝よ！明日はやいから！」

といって淡々と佐々木も部屋を出ていき、
自室に閉じこもる


貴「……？」


＿＿＿＿＿＿＿＿

その日の深夜、

貴「また眠れなかったなー」

見不Aは寝られずに
シャトーのリビングへ向かっていたが、
先約がいたようだ。

貴「瓜江」

見不が名前を呼ぶといつもの無表情でこちらを振り向く

瓜江「…Aか。(……何のようだ)」

貴「眠れなくて……」

瓜江「お前の不眠症はいつ治るのだ」

となり座っていい？と見不が尋ねると
意外にも了承してくれた。

瓜江には友達が少ない。
こうして隣にすわりあい、素直な気持ちにさせるのも実際、見不Aただ1人だけだろう＿＿

貴「瓜江、」

瓜江「なんだ。」

無理しないでね＿＿＿＿と呟こうとしたその時、

瓜江におしるこが飛んできた


不知「蹴ってわるかったな！！」

不知なりの謝罪なのだ。

六月「瓜江くん。みんなで協力しよう…
オロチぐらい強い喰種が来ても戦えるぐらい」

貴「ひとまず才子ちゃんどうにかしない？」
瓜江「あのニート？」

不知「協力しろ。班長命令だ」

瓜江「(黙れひよこ頭)」

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