腹黒彼氏の恋人疑惑は本当です Ⅰ (ページ10)

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『そう言う意味じゃない!!…とか言っておいて結構激しかったね？とも』

「Aが足絡めて抱き着いたから、、」
『それより前から興奮してたでしょ』
「～ｯ!Aが可愛すぎるのが悪い…」

私が彼の唇に人差し指を当てながら呟けばそう返された、そしてお互い起き上がって彼は洗面所へと向かう、私は昨日彼が散らかした服を回収してたたみ机の上に置いておいてからシャワーを浴びに服を持って洗面所まで行った

台に洋服を置いて着ていた彼の服と下着を脱ぎ入ろうとすれば、後ろから抱き締められる、そして自分が付けた跡を満足そうに見つめてキスをした

『とも、お風呂一緒に入る？』

「そうしようかな」
『じゃあ先に浴槽浸かって待っとく』
「うん、すぐ行く」

パッと離れて洗面所を出ていった彼を背にし、お湯を身体に掛けてからお風呂に浸かる、朝風呂入る予定だったので昨日沸かしていたんだよね、一応おいだき押しておくけど、しばらくすると彼がお風呂場に入ってきて私の後ろに浸かり腰を掴んで自分の上に乗せた

抱き締められる男性らしい腕、一見華奢にも見えるけど女性である私とは断然大違いで彼に寄り掛かり首筋に顔を埋める

「ん？どうしたの？」

『ううん、甘えたくなっただけ』
「可愛い」
『ありがとう』
「こっち向いて？」
『なに？んっ…はぁ、もう突然過ぎ』
「Aが可愛いのが悪い」

『それ今日二度目なんですけどー？』
「事実だからしょうがない」
『ｯ…いきなり付けないでよ、と言うか昨日も付けたでしょ？キスマ』

私の胸元に顔が近付いて唇の当たる感触と共に感じたチクッとした痛み、顔が離れて視線を向ければそこには赤い跡、所詮キスマと言うマーキングが付いていて身体のあちこちにもある、彼との恋人同士の営みの際こうなるのは当たり前だから慣れたけど一応モデルなんですけど？

「露出した服着れないね」

『着るつもり無いから良いけど、、それが狙い？私はとものことしか愛さないよ』
「ちょっとした可愛い独占欲と思ってよ」
『これの何処をどう見て可愛いと？…仕返しに私も付ける』
「ちょっ!!そこっ…ｯ‥あぁあ、綺麗に付いた、首元全力で隠さなくちゃ」
『おあいにく様でーす』

彼の喉仏に唇を当てて上顎で吸うようにすれば完璧、付いた跡をなぞるように首元に手を添えた彼は言葉とは裏腹にとても嬉しそうだった

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