腹黒彼氏の恋人疑惑は本当です Ⅰ (ページ17)

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「どう？美味しい？」

『うん、甘くて美味しいよ』
「上手く出来てるよね、これ」
「じゃナイフ…」
「やったぁ」
「やったぁ？w」

ともはナイフを受け取ってカメラを置いて文句を言いながらパンケーキを真っ二つに切る、そう言えばそんな文句聞くの二度目だなぁ‥配信終わってその日の出来事話すのが日課何だけどもう文句ばかり、楽しそうだからそこまで怒ってる訳じゃないんだろうけどね？

「これ性格出るよねw」

「A切らないの？」
『うん…食べたいけど何だか可哀想でね』
「一番心優しいのAさんだよ」
「俺が切ろうか？」
『あ、お願い』

「心優しいけど躊躇ねぇww」

食べたいのは本心ですから、苦笑いしながらともが切り分けたパンケーキを頬張る、どれもこれも美味しいや、そんなこんな食事を終えた私達はイベント会場へと入っていく、フォトスポットに着いた時何故かともに背中を押されてランウェイみたく歩いて欲しいと言われた

『ポージング有り？』
「ありあり」
『おっけー』

少し歩いた所から方向を変えて歩き皆さんが構えるカメラの前で服装に合ったポージングをする、最後カメラ目線に微笑みファンサ、皆さんには凄いと言われた

それから移動して縄跳びのゲーム、二重跳びをすれば更に早くなるらしくクロノアさんと対戦をする

「待ってAさん速くない!?」

「家にあるジムでよく縄跳びしてるもんね」
『まだまだ若いよー？って言っても今年で36歳だけどw』
「同い年とは思えないよ」
「ともさんも十分若々しいですよ!!さっきバテてましたけどw」
「俺トラゾーさんとやった時二度目だからね？もうそんな体力残ってなかったよw」

一定のリズムで飛んだ後、二重跳びをずっと続けて無事ゴール、クロノアさんはとても疲れていた、それからHADOと言うヤツと人を踏み潰すゲームをやってボルダリングをしながら弾を弾き返すゲームを私もやることになった

相手はしにがみさんでお互い位置に着いてからゲームが始まる、初めは手で返していたけど、弾が突然予測してない方向に来て咄嗟に片足を頭の右上まで上げて弾き返す

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