腹黒彼氏の恋人疑惑は本当です Ⅰ (ページ12)

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ともside

『＿えへへ…お揃いって何だか照れるね』

俺の彼女はとても可愛い
お揃いのカチューシャを付けて写真を撮った後、スマホの画面を指でなぞりながらそう呟くAの笑顔は破壊力が凄くて口元を手で抑えてニヤけているのを隠す

誰もが羨むほどの美形、家庭的だし文武両道だし仕事だって完璧、この前彼女にしたい芸能人ランキング一位を取っていたくらい俺には勿体無い彼女、、時折不安になるけど、そんなところを見捨てないで俺しか愛さないと断言する彼女はきっと前世天使だろう、もう優しさが染みるよね

『とも、待ち時間少ないから一回ミ○オンエリア行かない？…とも？？』

「…あ、ごめん、ちょっと考え事してた」
『…(ｷｮﾛｷｮﾛ今は私のことだけ考えてよ』
「～ｯ!Aのことしか考えてないよ」
『ほんと？別のこと考えてたら私ちょっと妬いちゃうからね？まぁ、取り敢えず時間潰したいから早く行こ』

周りを見渡して誰も見てないことを確認すると小声で呟いて頬をプクッと膨らませる彼女に再び悶える、約六年間付き合ってる訳だけどAの魅力って全く無くならないから日々が新鮮、もう可愛いしか出てこない、、他の男に取られる前に告白して本当に良かった

彼女と道筋を歩いてそこまで並んでいないので優先権を使うことなく二人で順番を待っていれば感じる視線、その方へ目を向けると知らない男性がAの胸を見ていてイラッとし彼女を背中に隠した

『とも？どうかした？』

「ううん、何でもない、これ終わったらどうする？マ○オカートのヤツ乗りに行く？」
『そうだね、予約した時間近いし、、あ、ポップコーン食べたい、専用の箱とか買って思い出に飾りたいし』
「良いねー、部屋広いし飾るコーナー作ってどうせなら沢山思い出飾ろ？」
『滅多に来ることないから良いね』

ルンルンとした気分でどう飾ろうかと考えるAの頭を撫でて微笑む、たまに天然炸裂するから離れられないんだよね、と言うか優しすぎる癖がある、俺が目光らせてないと絶対他の男にホイホイ着いていきそうなタイプだ、、気を付けよ

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