【d!】勘違いからのすれ違い［zm］ (ページ10)

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貴女side

私は咄嗟に手を前にやった。
お陰で彼のキスを受けたのは掌‥彼は目を見開いて不満そうにしている。

「なんで」

『‥』

「誤解やったって分かったやん。なら寄り戻してもええやん‥俺とより戻すの嫌なん？俺のこと嫌い？」

『～ｯ! 大嫌い』

私がそう言うと彼は‥無理矢理キスをしてきた。角度を変えて何度も。

「ん‥俺が欲しいのはそんな言葉じゃない!好きやって言って欲しい!!俺以外の男に好きって言ってるAなんて見たくないっ…今は大嫌い、でも許してあげるから俺と付き合って。他の男に取られる前に俺と‥」

『ごめんごめん』

「～ｯ!謝るぐらいなら付き合ってや!!どうしようもないくらい大好きやねん!常にAのことが頭から離れへんくらい想ってる!顔目当てでも何でも良いから俺の傍にいて!絶対に惚れさせてみるから!!」

『なんで‥酷いことしたのにどうして…』

「好きやからに決まっとるやろ!?Aは俺に幸せになれって言ったやん。なら俺と付き合って一緒に幸せにならうや‥それが俺の幸せやから…」

『泣かないで‥ゾム。図々しいお願い聞いてくれる…？』

「なに‥？」

ゾムが私と目を会わせる。
少し上へ頭を持ち上げてキスをした

『私をもう一度彼女にしてくれますか‥？』

「!ふふ勿論‥こっちからお願いするわ_」

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