【d!】勘違いからのすれ違い［zm］ (ページ8)

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ゾムside

「_ゾムくん？大丈夫？」

「大丈夫‥亜果利」

「Aちゃんと何かあった？」

亜果利がベンチに座ってそう言う。
俺はあったこと全て話すと亜果利は青ざめていた。

「もしかしてだけど‥ゾムくんの好きな人？って勘違いされてるの私じゃない!?」

「ぇ‥？」

「ゾムくんが嫉妬させたいとか言うから!私達と関係を知らないAちゃんからすれば浮気じゃん!!」

確かに俺と亜果利の関係を知らないAからすれば‥彼氏と女子生徒が距離近くて話していたんや。浮気やと他に好きな人が出来たと思われかねない。

「今すぐ伝えて上げなきゃ駄目じゃん!私達が従姉弟(いとこ)だって!メールで言ってみたら!?」

「多分ブロックされてる‥既読付かへんし」

「どうすんの!明日からゴールデンウィークで長期休みだよ!?」

「‥一か八か家行ってみる。合鍵持ってるし」

無視されても合鍵で開けてやる。
Aからすれば恐怖でしかないやろうけど‥ごめん。俺は離れたくないねん。

「私もまた謝りに行かなきゃ‥仲直りしたら教えてね!会いに行くから!!」

「おんすぐに仲直りしてきてやる」

「次からは嫉妬させたいからって私に協力仰がないでね‥」

「ぅ"‥はい…」

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