【d!】苛めてくる奴の彼氏奪ったら愛されました Ⅱ (ページ37)

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最終回ページ37

貴女side

公園のブランコに座って‥夜空を眺める
彼から《もう少し一緒にいたい》と言われて鼓動が速くなった、頬の熱が熱くてどうにかなりそうだ。

kn「‥A」

『な、なに？？』
kn「‥俺、ちゃんとAの彼氏出来とるか？？」

無言の空間に放たれたその言葉
《不安》を含んだそれを言う声は震えていて‥

kn「Aに一方的に好きを押し付けてへんか、？Aと恋人になれて浮かれてる気持ちが先走って‥」

『どうしてそう思うの？？』
kn「‥チョコ、もらってへんから」
『‥はい？』

kn「だってゾム達には上げとるのに俺には全然くれへんからっ‥だから、Aは俺のこと好きやないかも知れへんって不安になってっ…」

そう泣きそうな声で言うから私はブランコから立ち上がって彼を後ろから抱き締めた。

『‥私はコネさんのこと好きだよ』

kn「でもっ‥」
『チョコを渡してなかったのはその‥女子から沢山もらってるのに私からのもらっても、と思って…』

邪魔になりそうだし明日渡そうと思っていた
それが彼を不安にさせていたなんて‥失敗だ、そう思いながら紙袋からチョコを取り出して渡す。

『開けていいよ』

kn「っ‥生チョコ、か…？？」
『そう、甘さ控えめのやつね』
kn「‥いただきます」

彼は付けてある小さなスプーンで生チョコを刺す、そして口に入れて私の手を握った。

kn「凄く旨いで」

『それは良かった‥コネさんの自信作なんだよね』
kn「えへへ‥不安がる必要なかったな」
『そうだよ？？あっ‥雪だ』

降り始めた雪に彼と微笑む
手を繋いで私と彼は来た道を引き返した。

kn「お返しは何がいい？？」

『それ本人に聞く？w』
kn「んふふええやん？？ww」
『良いけどさぁ‥w そうだなぁ…コネさんの家に泊まりに行きたい』
kn「それは俺へのご褒美ちゃうんか？」

『私へのご褒美でもあるよ、わがままを言うならコネさんの家でのんびりしたい‥駄目、かな？？』

kn「っ‥俺の彼女可愛い…//」

彼が私に顔を近付けてくる
瞼を閉じて彼のキスを受け入れた、リップ音と共に遅いくる幸せ‥

『愛してるよ、コネさん』
kn「俺も愛しとるで、A」

彼とこれからも傍にいたい
好きになったのが彼で良かった、太陽みたいな彼を好きになれて良かった‥

　

『_あははっ!!w もっと来いよっ!!!』

kn「Aー!こっち手伝ってくれっ!!」
『おうっ!!分かった!!!』

何度でも言う‥愛してるよ、コネさん_

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