【d!】苛めてくる奴の彼氏奪ったら愛されました Ⅱ (ページ29)

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『運転手、ご苦労様でした』

「いいえ、お嬢。仕事ですから」
『私はマネージャーとしているのでくれぐれも他の人の前でお嬢と言わないでくれよ』
「畏まりました」

バスの運転手を見送ってコネさんと歩く
私が手配した出すなわけで‥従業員も知り合い(お祖父様の舎弟)、私が運転手がいるのにショッピに話したのはそれが理由。

「これはこれは、捏島さんじゃないですか」

kn「あぁ‥おん、ども」
「今日はわざわざ(・・・・)僕の練習場へ来てくれてありがとうございますーw」

‥なんだコイツ、ぶん殴ってやろうか
握り拳を作るとその手を彼が覆い被せるように掴んで来た。

「隣にいるのはマネージャーですか？」

kn「‥マネージャー兼俺の彼女や」
「おやおやっ‥凄くいい容姿をされていますね？僕は馬鹿哲(ましかてつ)と申します」
『‥ボクは鬼頭Aです』

差し出された手を握ってそう言う
その手をサワサワしてくるから思い切り力を込めた、顔が歪む男に微笑む。

『素敵なお名前ですね、貴方のことは教えてもらっています。会えて嬉しいです』

「え、えぇ‥それでは僕はこれで」
kn「‥A、顔は笑ってるのに目が…w」
『当たり前でしょ？あれ、うざい性格だわぁ‥握手の時に思い切り力入れてやった』
kn「ｱｰﾊｯﾊｯﾊｯ!!w 顔、歪んでたなぁww」

『うんw それじゃ、私は準備とかしてくる』
kn「宜しくなっ!!」

コネさんを送って私は準備をする
その途中に相手校のマネージャー(女)に話し掛けられる。

「貴女は孝行君の彼女なの？」

『‥そうですけど、何か』
「調子に乗らないようにねっ!!彼は私が狙ってるんだからっ!!!」
『そうですかー‥』

コネさんを狙ったって私のだから？？
適当に流して準備をしていると女に弾き飛ばされた、体感で耐えたが‥

「アンタは草むしりでもしてなさいっ!!」

『…』
「ちょっと!?聞いてるの?!私は哲君の彼女なのよっ!!!」
『‥その方の彼女なのにコネさんを狙ってるんですか？何故です？？』
「それは彼がイケメンだからよっ!!」

‥性格悪い奴には性格悪い奴、ってか？？
舌打ちをしたい気持ちを抑えて私は此方へ来るコネさんの元に行く。

(続く)

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