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_Aの過去_
母「_A おはよう♪」
『お母さんお父さん おはよう』
父「おはようA」
母「今日はクリスマスイブね!!」
はしゃぐお母さんに私は頷く
毎年 クリスマスツリーの下に置かれているプレゼントの量を見て私もはしゃいだ。
母「お父さん 毎年張り切ってるわよね〜」
父「孫へのプレゼント量じゃないけどねw」
『お祖父ちゃんのプレゼント大好き!!』
母「娘には好評ねw 開けるのは明日よ〜」
『はーい!!』
？「‥おはよ お姉ちゃん」
『あ、
セ「‥お祖父ちゃん いつも量多い」
『でも 面白いものばかりだよ？？』
セ「銃や日本刀の模型渡されてもね‥」
お祖父様のプレゼントは確かにそんなものばかりだけど 私はそう言うの好きだから問題なかった。《弟》は嫌がっていたけれど。
母「朝ご飯出来たわよ〜」
『はーい!』 セ「うん」
父「今日は何して遊びたい？？」
『遊園地、行く!!』
セ「僕はお姉ちゃんに任せるよ」
姉思いな弟に子供思いで夫婦円満な両親
一般な家庭より特に幸せだと私は感じていた そして夜‥両親が家を出る音がする。
幼い頃の私は何をしているのか理解出来なかったけれど 今なら分かる。私に内緒でクリスマスプレゼントを買いに行ってくれてたんだ。
それが分かったのは両親の死亡報告と共に血濡れたぬいぐるみが見せられたから。内緒で買いに行った結果 両親は交通事故に合って亡くなった。
幸せな家庭がその時から崩れた
胸が苦しくて,その日から私は狂ったのかも知れない‥お祖父様に引き取られてから少ししてグレる。
中学3年生の時には鬼姫の名が轟いていた
周囲はその名に恐れて‥周りなんかどうでも良かった この遣る瀬ない気持ちを発散したかっただけ。
《鬼頭A》は優等生で生徒会長にもなったことがあるほどの天才‥《鬼姫》は乱暴者で狂人で尚且つ強者の地獄の鬼…
私は反面優等生を演じてもう反面で暴れた
今の状態まで落ち着いたのはお祖父様のお陰 ある日書斎へ呼び出されて‥
祖「最近 此処等を騒がしくしてる鬼姫はAだな」
『…』
祖「儂は否定するわけじゃない‥ただ一人で抱えるな」
分かったような口調が腹が立つ
殴り掛かればその拳は片手で受け止められて抱き締められた。
(続く)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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作者名：@鬼 zm推し | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/7af1a9576d2/
作成日時：2021年8月28日 22時
