【d!】神様の子育て人生開幕 Ⅰ (ページ23)

今日:14 hit、昨日:8 hit、合計:40,995 hit

22. ページ23

・

『‥んふふ、君はやっぱり面白い』

ひとらん君を守ろうと出てきたペガサス
魔物でも神獣に最も近い存在、正の霊力を纏う神獣と似た種族で強さが少し違うだけ、、

風の刃を放ってくるその攻撃を手で弾く
驚くペガサスに近付いて頭に触れる、流れ込んでくる感情はひとらん君を守ろうとしていると分かる。

『私は彼に危害を加えないよ』

[…(信じられない)]
『私はこれでも神だから、信じて？』
[…(主人に危害を加えれば殺す)]
『うん、いいよ～だから戻ってね』

そう言えば無言で戻ったペガサス
怖がって震えるひとらん君を抱き締めて背中をそっと撫でる、抵抗しようとしてくるけれどそれを抑えて今度は頭を撫でた。

『君を騙していたのはごめんなさい、観察してたんだ。君が偶然で私を見えたのかと思ってね』

ht「嘘だっ、」
『君は妖怪が見えて苦労してたんだね』
ht「っ、ぁ、、」
『それに加えて魔物の加護‥主人を守ろうと勝手に暴れて傷付けたくないと思う心なんて無視されて、、私は何も君にしないから、安心しなさい』

泣き喚く彼が落ち着くまで傍に居て、、泣き止んだ彼と道を歩きながら話す。

ht「_え、天空狐様だったんですか？」

『うん、そうだよ～』
ht「じゃあ、グルッペンを、、」
『食べてないからね？ちゃんと生きてる』
ht「っ、良かったぁ、、」
『あ、着いたよ～』

ひとらん君を家まで送って私は帰ろうとする
手を掴まれて阻止された訳だけど‥どうしたのかな？

ht「その、おばあちゃんに挨拶しに行きませんか、、？？」

『んー‥別に良いよ？』
ht「!良かったです!!」
『この姿じゃ不味いか、人間に化けるね』

人間に化けた後、連れられて中に入る
気配を感じて不思議と懐かしい気持ちになる‥何処かであったのかと思いながら開けられた部屋に入った。

『‥あ、巫女じゃないか』

「!?て、天空狐様、、？？」
『見知った気配と思えば巫女か、納得したぞ、、人間は老けるの、、、』
「天空狐様は不老不死なのでしょう、人間と神様は違うのです、、ｺﾎｯ」

かつて、私に仕えていた巫女がそこに居た
咳をする巫女…魂が揺らいでいる、私は巫女に近付いてベッドに座りひとらん君を見る。

(続く)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇