【d!】神様の子育て人生開幕 Ⅰ (ページ11)

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ゾムside

グルッペンを連れていった奴に頭を洗われる
此処は何処なんやとか、アイツが天空狐様なんやって‥色々と思うことはあるけどひとまずアイツへの殺意しか沸いてこない。

あの母親を殺された怒りとかじゃない
グルッペンがアイツに殺された、アイツに食われたんやと思いたくもないことで殺意が沸いている。

〔‥あの方が憎いですか〕

zm「…」
〔殺したいならば‥そうですね、湯から上がった時にある物を差し上げましょう〕
zm「ある、もの、、？」
〔はい、取り敢えずは血生臭いのを取りますよ〕

風呂に入れられて上がれば身体を拭かれる
抵抗しようとしたけど上手い具合に身体が動かない‥金縛りにあってるみたいな？考えることだけ許されている感覚がある。

〔これで完璧ですね‥それではこの小刀を差し上げます〕

zm「は、？」
〔殺せると思うなら刺してごらんなさい〕
zm「…ええんか、自分の主が殺されても」
〔貴方のような子供には殺せないですよ〕

そう言われるがまま縁側を歩かされて向かう
前からゆっくりと歩いてくるそいつに俺は小刀で心臓を刺す‥けど何一つ動じてなくてケロッとしている。

眼球を弄ると言われて震える
怖くて目を逸らしているとグルッペンの声がして‥俺はすぐに近付く。なんで生きてるかなんて言えばアイツが暇潰しで生かしてるそう、、

zm「危険やん!!なんで逃げへんの!?」

gr「逃げれると思うのか？此処はAの空間‥出口なんてAが開かない限りない」
zm「っ‥アイツ殺せばっ、、」
gr「Aは神だ、一度聞いたが基本は不老不死らしい‥それに此処は快適だゾ？したいことがあればなんでもさせてくれる」

それでも危険なことには変わりないのに‥
グルッペンは楽しそうに笑って俺を手を引っ張りながら歩く。

gr「逆に逃げて何処へ行く？」

zm「野宿とかすれば‥」
gr「そちらの方が危険度は上がるだろう」
zm「でもっ、此処にいるよりマシやん!!」
gr「もし、お前が此処を出るとしても俺はきっと出ないだろう‥大人に縛られるより此処は自由だ」

そんなことを話しているうちにアイツの前に着く、無防備に寝ていて‥グルッペンに声を掛けられてやっと瞼を開けてこっちを見た。

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