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ページ30

響音side

聖夜「それはそう」


優鶴「夏希が審神者になるんだから、

響音にもある程度の職務は振られるぞ、
お前も覚悟しておけよ、響音」


響音「うげっ」

英智「いつ交代なの?」


優鶴「8月かな、多分夏休み。

次の当主候補、全員学生だぞ?」


聖夜「せめてもの救いが

みんな『高校生以上』ってだけじゃない?」


優鶴「むしろ水菜の年齢二十歳だぞ?

それで本家の裁量権委ねるんだ、
・・・・・・純粋にあいつ頭いいからアレだけど」


俺たちの世代で一番年齢が高い
光雄さんでも25歳だし、その妹の水居さんも22歳

花は今年で19だけどまだ誕生日が来ていないだけだし、
陸に至れば頭がいいから早く卒業しただけで、

俺と同い年だ。


聖夜「でも意外だったよねぇ〜。」

と、
用意されたマカロンを頬張りながら、
聖夜がぼやいた。


あんず「なんのこと?」


聖夜「ん〜?

いやぁ、『佐倉』の当主の話だよ♪

佐倉って、ほかの分家筋と比べると
保有する力とか、ツノの出力がそこまでなくてね。

だけどその分、『精神干渉』能力に長けてたんだよ。


だけどここ二百年くらい、
その
『精神干渉』に長けた子供も生まれなかったからね

どんどん『御六家』の中でも、
他の分家筋の中でも発言力が落ちていってたんだ」


響音「それでも、

『遺伝性のプリズムボイス』は継承されてたし、
父さん達の代である程度立場は回復してただろ」


聖夜「俺が言いたいのは、

声も介さず、触らずに幻覚見せたり、
『精神干渉』仕掛けてくる秋希が、

当主じゃないんだなってこと。

あいつ、『プリズムボイス』も持ってるし
『精神干渉』能力だけなら、水菜に追随するじゃん?」


響音「・・・・・・俺もいまいちよくわかってないが、

秋希は、逆に強力すぎるから
だめだと。

あいつ、子供っぽいところあるし
花の『制約』を担っているからか

花にべったりだしな。」


聖夜「ふーん」


響音「興味ないなら聞くなよバカ」


聖夜「俺たち普通に今度殴り合いだし、

・・・・・・響音は、不満じゃねぇの?」


響音「・・・・・・おれに、

夏希兄さん並みの戦闘能力を求めても無駄だろ。」



優鶴「湿っぽい話になるなら庭でて運動してこい。


・・・・・・まず、アイカツシステムと
プリティリズムシステムは、

俺が『きらめき』の調整をしているから
運用できているのは、わかってるな?」

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作者名:クラウン | 作成日時:2022年3月17日 8時

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