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善と悪 ページ9

水菜side

山伏「どこまで続くのであろうか」

水居「いけるとこまで行くっきゃないんすよ」

淡々と階段を降りて行く
階段を降り続けてかれこれ五分

まったく地下室らしいとこへは行けずに
あきてきていた

これがもし孔明の罠ならば、とも思うが

水菜「紅葉、詩音、六木、
大太刀の三人がなんで先頭にいるのさ」

詩音「水菜の心配はしてないけど

ほかの子は遺物との戦闘なんて危ないんだよ?

水菜みたいに加護に護られてるわけでもなし
消し炭になって
悲しい思いをさせるのが関の山だからね」

六木「俺たちは術も使えるし

室内戦もある程度できるからな」

白雪と三香に何か刺さる音がした気がするが
会えて放っておく

三香は使えないのではなく
治癒に極振りした結果

初歩の術でもつまずくのだが

三香「でもお姉様、

巻き添えは喰らわない保証はありますの?」

紅葉「三香、そもそも私達だけで遺物壊すんですから
心配するだけ無駄ですよね?」

水菜「その自身はどこから・・・」


乱「紅葉姉達ずっとその姿でいれば?

その方がいい気がするんだけど」

詩音「正直なところ、水菜だからできてるだけなんだよねぇ、

なんていうか
この姿だと権能使える代わりに
すごく霊力がいるからさ

ついうっかり吸い上げすぎて
普通なら殺しちゃうんだよね」

何もないところに手を伸ばしたと思えばそのまま勢いよく何かを掴んだ詩音

思わず立ち止まった面々は
なにがあるのかと言わんばかりに

目を細める

水菜「なにそれ?」

うっすらと見えたのは
霊力の塊だった

何かと聞かれれば

わからないが

入れ物に入れられた霊力の塊であることは確かで

紅葉「霊力って普通見えないでしょう?

だから
こうして霊力に変に圧をかけて
時間が経つと爆発するようにしてるんです

ただ入れ物壊せば圧がかからないから普通の霊力に戻るんですが」

詩音「これ、このまま敵に投げつけない?

労力かからないし

低コスト!」

紅葉「そのかわりに、

リスクは跳ね上がりますけどね?」

詩音「ならやめよう!

で、紅葉

権能使ってくれない?」

紅葉「え?

もうそこにいますよ?」

紅葉は何もない壁の方を向くと

指先で壁を撫でた


否、
隠しボタンに触れた

音を立てながら
壁に扮した扉が開くと

もう一枚の扉が現れる

明らかなタッチパネルが扉の横にある


此処に居る誰も
パスワードを知る者はいない

紅葉「誰でもいいので

この扉壊してもらっていいですか?」

「「結局物理か」」

追憶 鬼神たちの集い→←首輪



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作者名:クラウン | 作成日時:2019年7月25日 0時

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